TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

がん治療にiPS細胞―8月にも治験開始ー千葉大と理研

「がん治療にiPS細胞―8月にも治験開始ー千葉大と理研 国内初」という標題の記事を読んだ(6月30日 朝日新聞)。 iPS細胞をめぐる臨床研究は、たいていは京大、阪大、理研(神戸)の例が多い。関東地区では慶應義塾大学が先行しているが、何故か東大は出てこ…

新型コロナウイルス感染者が世界で1000万人超える―国内は1万8693人-新型コロナウイルすと共生するために思うことが

新型コロナウイルスの世界の感染者数が6月28日までの、米ジョンズホプキンス大の集計で1014万5791人と1000万人を超えた。死者の数も29日の集計で50万人を超えた。 国連の基準で世界各国を「先進国」(36か国)とその他の「新興国・途上国」とわけると、感染…

「私のC型肝炎物語」 第7 章: マヴィレット治療への挑戦―(44)PEGインターフェロン再考

(44) PEGインターフェロン再考 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いている。2020年の夏は本来なら爽やかな緑のなかで東京オリンピックの開催に向けて世の中は明るく輝いていたはずだった。ところが世界の風景は一変してしまった。地球全体が新…

リニア中央新幹線―2027年開業が困難に

「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」 こんな俳句(川柳かな)があった。1964年の東京オリンピックの前に東海道新幹線が開通した。あの時から56年が経過した現在(2020年)では、九州から北海道まで新幹線網がはりめぐされた。1966年に私は北海道大学に…

新型コロナウイルスワクチンのこと―6月中にも国内治験

新型コロナウイルスワクチンの開発が世界中で進められている。このことについて新聞記事(2020年6月27日)から纏めておきたい。 国内では開発メーカーは感染や重症化を予防するワクチンの治験を6月中にも始め、結果を待たずに量産体制の準備も始めるという。…

遠藤周作さんの未発表小説みつかる

今から50年くらい前に20歳台のときに遠藤周作の本が好きでたくさん読んだ。遠藤周作は、「深い河」「白い人黄色い人」とか、隠れキリシタンや自らの留学体験に基づいた人の差別の問題とかの本格派の小説が評価されていた。一方で、「狐狸庵閑話(これはあか…

新型コロナウイルス感染者が増えている

今日(6月27日、土曜日)は、義母HTさんの命日である。5年前の2015年6月17日も本日と同じく土曜日であった。「今日もまたかくてありけり、明日もまたかくてありなん」 平凡で単調でも平穏な日々が望ましい。今年の状況は平穏ではない。今日も新型コロナウ…

強制不妊「深い反省とおわびを」―日本医学会連合の検討会が医学界の責任を認める報告(新聞を読んで思うこと)

標記のタイトルの記事を読んだ。記憶と記録のためにここでまとめておきたい。その前に、に日本医学会から日本医学会連合への組織変更について触れておきたい。 ■日本医学会から日本医学会連合へ(2014年)■ 日本医学会は、1902(明治35)年、日本連合医学会…

スパコン「富岳(ふがく)」世界一に

理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、2020年6月22日に発表されたスパコンの計算速度ランキング「TOP500」で世界一になったと新聞に出ていた。興味を惹かれたので、記憶と記録のためここに記載する。 発表によ…

横浜総合病院・脳神経センターの外来を受診して思ったこと

横浜総合病院は横浜市青葉区にある横浜総合病院の脳神経センター外来を3カ月振りに受診した。早いもので、連れ合いが脳出血で救急搬送されて4カ月の入院生活を行った2015年7月から5年が経過しようとしている。前回受診した3月末(2020年)は新型コロナウイル…

「書評」の書評を書くことにした

「書評」とは、読んで面白いと思った本を褒めることだ、と誰かが書いていたのを読んだことがる。「貶す書評」とは本来的に在りうべくもないというのである。貶すのなら読まない、採り上げなければよいからである。しかし、医学書の書評では、概要を紹介して…

新型出生前診断(NIPT)拡大へ―診療所でも可能に(医学関連記事から)

母体血胎児染色体検査(NIPT: non-ivsive prenatal genetic test)は、母体の血液を用いて胎児の染色体調べる遺伝学的検査である。流産等のリスクのある羊水検査等と異なり母体の採血のみで行える。対象となる疾患は、ダウン症候群(21トリソミー)などの染色…

「iPSから心臓組織移植へ「」の記事に思う

iPS細胞からつくった心臓組織のシートを重い心不全の患者に移植する臨床研究を京大のチームが計画して、学内の倫理委員会で承認をえたとのニュースが新聞に出ていた(朝日新聞朝刊、2020年6月19日)。国の承認が得られたら移植に着手するとのことだ。移植し…

私の「医人」たちの肖像―(135)佐野 豊さんと大著『神経科学 形態学的基礎』について〜2006年12月

(135)私の「医人」たちの肖像―佐野 豊さんと大著「神経科学 形態学的基礎」について〜2006年12月 「学問の静かに雪の降るは好き(みづほ)」 上掲は元新潟大学脳神経外科教授の中田瑞穂さん(1893年4月24日~1975年8月18日)の俳句である。「みづほ」は中…

「福岡伸一の動的平衡 コロナ禍でみえた本質」を読む

「福岡伸一の動的平衡 コロナ禍でみえた本質」(朝日新聞 随時連載 2020年6月17日)を読んだ。今回のタイトルは「人もウイルスも制御できぬ自然」というものだ。福岡さんのこの連載が好きで楽しみにしている。今回も記憶と記録のために概要を纏めておきたい。…

速水融著『日本を襲ったスペイン・インフルエンザー人類とウイルスの第一次世界戦争』のこと

新型コロナウイルスの感染拡大が話題になったときに、速水 融著『日本を襲ったスペイン・インフルエンザー人類とウイルスの第一次世界戦争』の存在を知った。藤原書店が出している。定価は4200円である。高価な本である。多分、藤原さんは赤字覚悟でこの本を…

「私のC型肝炎物語」第7 章:マヴィレット治療への挑戦― (44) マヴィレット 服薬終了後2年1ヵ月:ASTが32と高いが順調に推移

(43) 「私のC型肝炎物語」 第7章: マヴィレット治療への挑戦― マヴィレット服薬終了後2年1ヵ月: ASTが32と高いが順調に推移 本日は、なんと前回のHCV内科受診日から8カ月振りである。前回の受診予定日は4月22日(水)であった。当日は、6カ月ぶりの肝臓…

神経解剖学者サンティアゴ・ラモン・イ・カハールのこと

先日(6月7日)に、スペインの哲学者オルテガの名著「大衆の反逆」を佐々木孝さんが新訳本を出したことに触れた。スペインといえばかつての先進国も今ではヨーロッパの後進国となっているらしい。スペインに行ったことがない。何時か行きたいと思うが、新型…

医学記事<うつ病の「引き金」物質 確認>の記事を読んで

今日も興味深い記事を読んだ。ところで私のブログは新聞や雑誌から医学・医療に関する記事の紹介、および自らの健康管理、持病の治療の記録などをテーマに記述している。かつては、医学医療出版に従事していたので、実際に医学関係の学会、研究会に取材に訪…

川崎病の発見者川崎富作さんが亡くなった(6月5日)

川崎富作さんが2020年6月5日に亡くなったと新聞の訃報で知った。都内の病院で老衰で95歳で亡くなった。まさに天寿を全うしたといえるだろう。川崎さんには小児科学会等で講演を聞いただけではなく、担当していた医学界新聞の座談会、雑誌「呼吸と循環」にお…

コロナ重症者に幹細胞 国内初の治験(11日、朝日新聞の記事から)

「コロナ重症者に幹細胞 国内初の治験」という新聞記事を読んだ(2020年6月11日 朝日新聞夕刊)。この区内初の治験はロート製薬が行うのだという。ロート製薬と言えば、あの目薬のロートではないか。調べてみたら、ロート製薬は、目薬だけでなく、メンソレー…

iPS視細胞移植

iPS細胞を用いた再生医療では、これまでに目の組織をはじめ、神経や心筋などについての臨床研究が進められている。2020年6月12日付の朝日新聞朝刊に、網膜色素編成の患者対象に、iPS視細胞移植の臨床研究了承の記事が出ていた。明るい話題なので、記憶と記録…

東京アラート解除(2020年6月11日)

新型コロナウイルス感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」が6月11日に解除された。この日の東京都の感染者は22人に上がったが、都は経済活動の再開の遅れを心配して、休業要請の緩和を緩める第三段階への移行を決めたものだ。 東京アラートは、6月2…

新型コロナウイルワクチンはいつできる?

子どもの頃にBCGを打ったのをよく覚えている。ツベリクリンを腕の内側に打っって、数日後が赤くなるその大きさで陽・陰性を判断した。注射の後が何の変化もないと陰性ということで、再度のBCG注射をしなければならなかった。注射が嫌でツベルクリン注射の後…

オルテガ(スペインの哲学者) の名著『大衆の反逆』の新訳が出た

佐々木孝さん(南相馬市の在野の研究者)による新訳『大衆の反逆』が岩波文庫から出た。 『大衆の反逆』(1993年)は、スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの書いたものだという。オルテガの名前を辛うじて知っているだけで、もちろん読んだことがない。…

アルツハイマ―病の薬治験へ

「アルツハイマ―病は一番おそろしい。それは、身体だけなく心を闇の中に葬りさるからである」という文章を40年も前に、米国の週刊誌「ニューズ・ウィーク」のアルツハイマー特集で読んだ。あれから、40年が経過した。わが同伴者に言わせると、「私はいつ呆け…

がん免疫治療薬「オプシーボ」の特許をめぐる話題から

「溺れるものは藁にもすがる」という言葉が」ある。がん免疫治療薬「オプシーボ」はがん患者にとて強力な「藁」であるのだろう。幾ら高価であっても縋りたいと思うだろう。「本庶氏、小野薬品提訴へ―オプシーボ特許使用料226億円を求める」という見出しの記…

北野武さんが新しい本『不良』を出した

タケシこと北野武さんのファンである。映画監督としても生き方においてもこの男が好きである。私と同世代で誕生日も近い。いまほど有名でない頃、写真週刊誌「フライデー」の記事に怒った、タケシさんが、出版社の講談社ヘ押しかけた事件があった。その頃か…

昨年の出生率1.36大幅下落―出生数は最小86.5万人(人口動態統計)

私は1947年(昭和22年生まれだ。1945年(昭和20年)8月15日に、第二次世界大戦が終結した。翌1947年(昭和22)年~1949(昭和24)年位までは出生数が多く、この間に生まれた人達は団塊の世代と呼ばれている。作家の堺屋太一さんの呼称だ。上記の3年簡の出生数…

右目の横の疣を液体窒素で焼いてきた

右目の横に小さな染みのような疣のようなものができた。これに気がついたのは3年くらい前のことだ。痛くもかゆくもないので放っておいた。最近になって洗面してタオルで顔を拭くと何となく気になる。最近になって少し乾いて取れそうなので指でつまんだら少…