TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

堀江貴文『我が闘争』を読み始めた!

若くして刑務所に入ると人は作家になるのだろうか? こんなことを思ってしまいます。「国家の罠』を書いた佐藤優さんは、例の鈴木宗男事件に連座して東京拘置所に収監されていた1年10か月間に本を沢山読んでいたらしい。そこで、『国家の罠』を書き始めたよ…

「東洋のノーべル賞」阪大の岸本忠三氏が受賞

「東洋のノーべル賞」阪大・岸本氏へという新聞記事を見つけた(2020年7月30日 朝日新聞)。 台湾が「東洋のノーベル賞」をめざして「唐奨(とうしょう)」という国際学術賞を創った。その今年のバイオ・医薬分野の賞が岸本忠三さん(大阪大学免疫学フロンテ…

『小説の書き方』(井上光晴)が本棚に無い―『あちらにいる鬼』(井上荒野)を読んで

井上荒野『あちらあにいる鬼』を読み終えた。読んでいる最中に、井上光晴の本は幾つか読んで持っていることを想いだした。『未青年』『心優しき叛逆者たち 上巻下巻』の三冊が見つかった。『虚構のクレーン』と『小説の書き方』という本も買って読んでような…

『あちらにいる鬼』(井上荒野)を読んでいる

『あちらにいる鬼』は作家井上光靖の娘で井上荒野の小説である。中身は、自分の父親の井上光晴と瀬戸内晴美(後の寂聴)の出会いと不倫の日々を描いている。井上光晴とと瀬戸内晴美が不倫関係になったときに、井上荒野は5歳の少女であったという。この本は、…

私の「医人」たちの肖像― (54)小西正一さんと「第1ニューロエソロジー国際会議・東京」~1986年9月1日(月)

(54)小西正一さんと「第1回ニューロエソロジー国際会議・東京」~1986年9月1日(月) 第1回ニューロエソロジー国際会議が、1986年9月1日(月)~9月5日(金)、東京・四谷の上智大学で開かれた。この折に、米国在住の動物行動学者である小西正一さんの特別…

『酒飲みに与うる書』(キノブックス)という本を読んでいる

『酒飲みに与うる書』という本を偶然に稲城図書館で見つけて読んでいる。発行元は、「株式会社キノブックス(木下グループ)」となっていて、2018年にできた新しい出版社だ。会長は木下直哉という方で、建築会社の木下工務店の社長らしい。社長は古川絵里子…

『何のために生きるのか―五木寛之・稲森和夫』という本を読んで思うこと

『何のために生きるのか―五木寛之・稲森和夫』という本を稲城図書館で見つけて借りてきた。この本は、平成17年11月に、至知出版社から刊行されている。稲盛さんも五木さんも共に昭和7年生まれであることを知った。ということは、昭和22年生まれの私よりも15…

合氣道の稽古で負傷する

新型コロナウイルス感染が拡大する中で、6月から合気道の稽古を再開して、7月26日(日)の稽古で2カ月が経過した。本日も少し早めに昼食を済ませて、13時40分頃に家をでて稽古に向かった。新百合ヶ丘のスポーツセンターには14時20分頃には到着した。本日も一…

気になる本『「ねばならない」を捨てて生きる』(矢作直樹著)について記す

『「ねばならない」を捨てて生きる』という本が幻冬舎から出た。著者は矢作直樹さんという東京大学・救急医学の教授(平成13年~28年)だった方だ。15年近く救急医学の教授だったから、私の医学系出版社の在職中と重なっている。しかし一度も接点がなかった…

トリオ・リベルタ コンサートに行ってきた!

「トリオ・リベルタ コンサートー結成20周年、さらなる境地へ」を聞きに行ってきた。実は、このコンサートへは連れ合いのYさんがチケットを買っておいたものだ。しかし、梅雨明けが遅れて今日も朝から雨だった。足もとの危ういYさんが代わりに行ってほしい…

嘱託殺人容疑 医師二人が逮捕された

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性に対する嘱託殺人で医師二人が逮捕された。このニュースは昨夜のテレビで流され、本日(7月24日)の新聞朝刊のトップ記事で報じられていた。このショッキングなニュースは全貌が追って明らかにされるだろう。このニュースに接…

ジョージ秋山著『ほろ酔いで長生き』(新潮社 2007年)を読んでいる。

ジョージ秋山さんが今年の5月12日に亡くなったことは既に触れた。ジョージ秋山さんと言えば、私が学生時代に、少年マガジンに「銭ゲバ」や「アシュラ」を連載していた。これらは凄い漫画だったと記憶している。数年前に単行本になった「銭ゲバ」を読んで、こ…

泉鏡花の『黒猫』を読んだ!

先日来、泉鏡花全集を第2巻から少しずつ読んでいる。『黒猫』を読み終えた。なんとも、奇妙なというか、奇怪な恐い物語である。これは、新聞小説だったのだろうか?話の展開は、リズム感のある文体でスリリングに進む。怖い話である。 泉鏡花は、金沢の生ま…

合氣道の稽古と自然免疫について考える

2020年7月23日(木)。本日から4連休が始まる。そういえば今日は、東京オリンピックの開会の日であった、はずだ。新聞もテレビも殆どそのことを話題にしない。新型コロナウイルスの感染者数は東京都で300名を超えて、明らかに緊急事態宣言が出された4月9日の…

新型コロナ、自然免疫で撃退も

「新型コロナ、自然免疫で撃退も―第一人者に聞く免疫の新常識」という極めて興味深い記事を読んだ(朝日新聞 7月18日付 be report)。この記事は、宮坂昌之さん(大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授)に、畑川剛毅さんという記者がインタビュ…

新型コロナウイルスワクチン開発の現状について

新型コロナウイルスについては、治療薬に期待するのは時期尚早らしい。現在の治療薬は、既存のアビガン、レムデシベルは共に他の疾患の治療薬として開発された薬が、効くのではないかという、後追い治験である。何よりも待たれるのはワクチン開発であるが、…

読んでいない本『六十代と七十代 心と体の整え方』のこと

医師の和田秀樹さんが標記の本『六十代と七十代 心と体の整え方』という本、東京・新宿のパジリコときう出版社から出した。副題には、「良く生きるために読む後年世代の生活学」という副題がついている。今すぐにも読んでみたい興味を惹かれる。和田さんは東…

川崎病と川崎富作さんのこと

川崎病の発見者の川崎富作さんが、2020年6月5日に95歳で亡くなった。新型コロナウイルスに感染した子どもの患者に川崎病と似た症状の報告が欧米でで報告されている。 ということは、今でも川崎病は原因が最終的には解明されていないのである。川崎先生には何…

悩み多き老年時代?!

「悩みのるつぼ」(朝日新聞 毎土曜日)2週連続で興味深い記事が載っていた。このコラム記事は、読者からの悩みの相談に、有識者が答える形式のものである。同様なかたちの記事は例えば読売新聞でもあるようである。作家の佐藤愛子さんがエッセイで紹介して…

「GoTo トラベル 東京を除外」

新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。本日、2020年7月17日(金)に、東京都内では新たに280名を超える患者が確認された。私の住んでいる神奈川県もお隣の埼玉県も50名近い患者が出たようだ。これは一つにはPCR検査数が増えて患者も多くなったという…

「人は素朴に生きている、あるいは素朴に生きなければならない」―二つの新聞記事に触発されて書く

「田舎者で気が利かない、スマートさがない、歩き方もドタドタしている」 これが長年恐らく43年くらい連れ添った夫たる私73歳への糟糠の妻72歳の言い分である。この言い分は殆どあたっているので私は甘受することにしている。今までも、これからも素朴に生き…

『漂流者の生き方―五木寛之×姜尚中』という本が出た!

『漂流者の生き方―五木寛之×姜尚中』(東京書籍)という本の広告を見つけた。近いうちに入手して読んでみたい。 タイトル「漂流者の生き方」は編集者がつけたのであろうが、もともと漂流者(デラシネ)は、若い頃の五木さんのキーワードだった。デラシネはフ…

歌人の岡井 隆さんが7月10日に亡くなった

歌人の岡井隆さん(92歳)が7月10日に亡くなった。同じ日に、拉致被害者の一人で2002年に帰国した地村保志さんの父親の地村保さん(93歳)も逝去された。私は歌詠みではないし岡井さんのよき読者でもないのだが、塚本邦雄と共に岡井隆さんというと忘れがたき…

泉 鏡花『貧民倶楽部』を読んでみた

泉鏡花『貧民倶楽部』を読み終えた。この本は昭和48年頃に勢いで買った岩波書店版「泉鏡花全集」の巻2に収載されている。買ったはいいが引っ越しのお荷物になりながら今まで読まれるのを待っていた。泉鏡花といっても、私には、金沢出身で尾崎紅葉に師事した…

新型コロナウイルス感染拡大の第2波はくるか?!

昨日、若葉台生協で『文藝春秋』八月号(2020年)を買ってきた。街の本屋が消えてしまった。うっかりすると『文藝春秋』も買いそびれてしまう。いまでは、雑誌はスーパーの雑誌売り場で見つけてかっている。 『文藝春秋』八月号には、「総力特集:第二波に備…

仙石健二著『六義園』のことを書いておく

仙石健二君は私の北海道大学教養部一年六組の友人である。彼は、1976(昭和51)年8月15日に、心不全で急逝した。あれから44年が過ぎようとしている。彼の命日が8月15日とはしらなかった。彼がなくなったことは母親の仙石勝子さんからの手紙で知ったのだと思…

『大鏡』を読む

この世をばわが世とぞ思ふ 望月の欠けたることも なしとを思へば ご存知の藤原道長の歌である。『大鏡』を読んだ。この物語は、太政大臣の藤原道長の時代の話である。実は今回も、「ストーリーで楽しむ日本の古典」(岩崎書店)のシリーズ本の一冊である。こ…

米国がWHO脱退を正式に通知した

WHO(世界保健機関)は国際連合の専門機関の一つであるくらいの知識がある。また、1988年~1998年の10年間、日本人の 中嶋 宏さんが第4代事務局長を務めたことは周知であろう。このシリーズブログでも中嶋 宏さんに既に触れた。ちなみに、現在のテドロス・ア…

アルツハイマ―病治療薬―米FDAに承認申請(興味深い新聞記事から

「アルツハイマ―病治療薬―米FDAに承認申請」の記事を読んだ。 画期的なニュースだ。現在、アルツハイマーの治療で使われているのいは、神経伝達物質の分解を妨げるなどして神経の働きを活発にさせるることで症状の改善を狙う、アリセプトなど4種類が知られて…

希望(HOPE)と忍耐(パーサービアランス)火星探査へ行く

この夏、火星探査機が相次いで打ち上げられる。先陣を切るのは、アラブ首長国連邦ん(UAE)の「HOPE]だ。7月15日に、鹿児島県の種子島宇宙センターから日本のH2ロケットで飛び立つのだという。何で、日本のロケットを使うのだろう? もう一つ、打ち上げを予…