TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「養老先生、病院へ行く」という本がでた

鎌倉の養老先生も歳を召されてきたらしい。鎌倉だけでなく、箱根にも山小屋を持っていて昆虫採集とそお保管をしているらしい。養老先生は、お母さんが女医さんで育ててくれた。おのれも医師になるが解剖学者になったので、患者はみていない。早めに大学教授…

藤田紘一郎さんが亡くなったことにふれて

藤田紘一郎さん(東京医科歯科大学名誉教授)が亡くなったと新聞の訃報で知った。5月14日に誤嚥性肺炎で死去ある。81歳とのことだ。藤田さんは、私よりたった七歳年長なんだと知った。 免疫の研究のために、寄生虫のサナダムシを飲み込んで自分のお腹の中で…

単行本『訴歌(そか)』のこと

「ハンセン病患者が詠んだ思い 単行本に」 こんな見出しが本日の朝日新聞夕刊(2021年6月28日)のトップ記事にでていた。 「あなたはきっと橋を渡って来てくれる―そんな副題のついた単行本「訴歌」が、稿星社という出版社からえでた。全国のハンセン病療養所…

朝日歌壇と朝日俳壇を読む

「麦飯の弁当もなかりし友よ(大阪市 今井文雄)」 上の句が、長谷川櫂さん、高山れおなさんの二人から選ばれていた。これって俳句なんだろうか?「575」にもおさまってない。子どもの頃に、私の弁当は、麦飯に沢庵と紅ショウガだった。おかずは粗末でも…

気になる本「誰が『橋本徹』をつくったか」のことと作者の松本 創のこと

「橋下徹」さんという人には興味がある。早稲田をでて弁護士になった。その後、政治家になった。大阪維新の会を立ち上げた。大阪府知事になって、それから大阪市長やった。10年くらいで政治家を辞めた。顔もきっぷも頭もいい男だ。早稲田時代に弁護士になる…

新型コロナウイルスワクチン二回目を接種したことについて

新型コロナウイルスワクチン二回目を接種した。近隣の小児外科での接種予約が、午後16時30分だった。一回目は車で行ったが、二回目は副反応が多いと言うので歩いていった。15時51分に家をでた。ゆっくり歩いたので16時15分に着いた。二回目なので、医師の問…

忘れられない短歌のこと―垂乳根の母の釣りたる・・・

垂乳根の母が釣りたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども この歌はよく覚えていて諳んじている。「垂乳根」は母にかかる枕詞である。この歌は多分、中学か高校の国語の教科書にのっていて覚えたのであろう。 死に近し母に添い寝のしんしんと遠田のかわず…

気になる本のこと―『新型コロナワクチンの正体』(ユサブル刊)

新型コロナウイルスワクチン(ファイザー製)の二度目の接種が明日の午後16時に予定している。一回目の接種は、6月4日(金)の16時19分に済ませたので、ちょうど三週間目である。一回目の接種では、接種部位が少し痛いくらいで、発熱、倦怠感とうの副反応は…

立花隆さんが亡くなった

評論家でジャーナリストの立花隆さんが、さる4月30日に亡くなっていた。直接の死因は、急性冠症候群だという。80歳だった。立花さんは、10数年前に腎臓がんを患った。たしか、東大病院で手術した。その闘病記録を記録して文藝春秋に載せていたので私も読んだ…

C型肝炎ウイルス 免疫のがれの仕組みー気になる記事から

「C型肝炎ウイルスの感染者は世界で2億人いるとされ、感染後に高率で慢性化し、脂肪肝や肝臓がんなどを起こす。ウイルスが長期間持続感染した肝臓では、薬でウイルスを排除した後でも病気が進行することがあり、問題になっている。」 「医療サイト 朝日新聞…

東京オリンピックやるんだ

東京オリンピック、パラリンピックがもう目前に近づいてきた。新型コロナウイルスワクチン接種がだいぶ進んできた。しかし、まだ諸外国に比べると比率は少ない。ワクチン接種が最も進んでいる英国では、インド型の変異株の感染が増えているとのことだ。して…

気になる本『85歳この世の捨てぜりふ』のこと

菅野国春さんが、『85歳この世の捨てぜりふ』という本を、展望社から出した。このかたは、自称、「B級売文業者」なんだという。今年の一月に大腸がんが見つかった。だが、手術も抗がん剤もやらぬと決めた。もう充分長生きした。古い友人もみんな去って行った…

車谷長吉撰 短篇小説「文士の意地」を借りてき

この私と略同世代の小説家の車谷長吉さんは、2年ほど前に亡くなった。それも、正月に餅を喉に詰まらせての窒息死であった。遅くに詩人のなんとか順子さんと結婚された。千駄木が好きであの辺りに住んでおられた。森鴎外がかつて住んでいた辺りから上野方面…

朝日俳檀と歌壇を読む

もう日曜日だ。今日は、俳壇から読んだ。 「タンメンのキャベツたっぷり文句なし」(越谷市 新井高四朗)⇒ 高山れおな選 「沈黙という会話あり水中花」(岡谷市 大島弘人)⇒稲畑汀子選 「花や鳥名前も知らず春惜しむ」(岐阜市 吉田章啓)⇒長谷川櫂選 「万緑…

久し振りに「短歌」を読む

最後まで人でいたいという夢を預かる人を介護士と呼ぶ (雨の子午線 中沢直人) 久し振りに雑誌「歌壇」(5月号)を借りてきた。 岡野弘彦さんが、巻頭作品11首「月下の故郷」を寄せていた。「命(いのち)生きて 帰り来たりしふるさとは 人も山河も 我に冷…

新型コロナウイルスワクチン接種のこと

日本でも新型コロナウウイルスワクチンの接種が進んできた。神奈川、東京に在住の友人たち(70歳代)の多くが一度目の接種を終えた。個人クリニック、市の集団接種会場と違いはある。東京都の集団接種ではモデルナのワクチンが使われている。個人病院やクリ…

『森と湖のまつり』(武田泰淳)を読み継いでいる

『森と湖のまつり』(武田泰淳)を読み継いでいる。半分近く「十一」まで読んできた。画家の佐伯雪子と風森一太郎の出会いの部分まできた。泰淳さんは、どのようにアイヌ部落を取材してこの物語をかいたのだろう。いささか長いこの物語の展開は遅いのだ。ま…

ノババックス製ワクチンー臨床、有効性90%なんだって

新型コロナウイルスワクチンのことを書く。このワクチンは、従来のワクチンとは全く違う方法で作られている。「弱毒ワクチン」とか「生ワクチン」という言葉が示すように、人間にとっての病原菌を弱めたり、その死骸を使ったりして作ったワクチンをひとに注…

コロナ終息には「接種110億回必要」WHOトップーワクチン万能だろうか(と思いながら)

英国コーンウォールで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)が、㋅13日、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」などを盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。危惧される来月からの東京オリンピック開催も、全首脳から…

朝日歌壇を読む― 社会詠より自然詠がいいね

もう日曜日がやってきた。今日も朝日歌壇を読んだ。一読しての感想は、社会詠が並んでいる。 <ワクチンの予約四日目昼ごろつながりて「五月六月終了しました(枚方市 鍵山奈美江)>⇒ 高野公彦、永田和宏、馬場あき子の三人が選んでいる。これって、それ程…

「一粒の麦ー荻野吟子の生涯」(映画)をみてきた

「一粒の麦ー荻野吟子の生涯」(映画)をみてきた。監督は山田火砂子さんだ。上映の前に89歳という高齢の山田監督が挨拶にたった。主に次作「われ弱ければ 矢島梶子伝」の宣伝をされた。キッチリと15分で話を纏められていたので驚いた。今回の映画「一粒の麦…

「森と湖のまつり」(武田泰淳)を読んでいる

「森と湖のまつり」(武田泰淳)を読んでいる。今さらという気がしないでもない。筑摩書房の「武田泰淳全集」を買い求めた。「上海の蛍」なんかも持っている。「富士」は、MIから借りたままである。「ひかりごけ」も読んだが今から考えると私は武田泰淳のよ…

米、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン5億回分を他国へ

新型コロナウイルスワクチンの接種を先週6月4日に受けた。幸いにも副反応は皆無だ。接種後の針刺し部位の痛みも消えた。2回目は、6月25日に予定している。 私の周りの同世代の高齢者も接種予約がとれた者が多い。ただ、ある者は川崎市の集団接種会場で、…

「定年短歌」を読む

「定年時代」というミニコミ新聞に「定年歌壇」がる。選者は宮澤 燁さんという群馬県の伊勢崎市の方だ。毎月,五首が掲載されている。 <国会は狡く世の中渡る場と見本を示す嘘のつき方(千葉市 鈴木市成)> <恐れつつみんな秘かに愛してる心の底の孤独と…

アルツハイマー病の新治療薬「アデュカヌマブ」新規承認へ(FDA)

FDA(米食品医薬品局)は、6月7日、米製薬大手バイオジェンと日本のエーザイが開発したアルツハイマー病の治療薬候補「アデュカヌマブ」の製造販売を条件付きで承認した。これは、アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質(アミロイドβ)に作用する新し…

矢倉沢往還についてー6月の三歩会の記録として

三歩会という丘歩きの会で散歩やハイキング、軽い山歩きを楽しんでいる。新型コロナウイルスの三度目の緊急事態宣言が首都圏に4月に発令された。神奈川県もまん延防止対策地域に指定された。このために、4月2日以降三歩会は自粛していた。梅雨入りを目前に、…

朝日歌壇を読んでみた

今日も朝日歌壇を読んだ。 <山をくだり里をめぐりて田をみたす明るく笑うような水の音(松坂市 こやまはつみ)>⇒ 佐佐木幸綱選:「水を主語にして田圃の水張りをうたったアイディア」と、佐々木さんがコメントしている。この歌は、目で見て耳で聞いて詠ん…

読書連鎖で『死顔』(吉村 昭)を読んで思うこと

先日、箱根の旅のなかで、吉村 昭の『暁の旅人』を読んだ。本日、芦原伸君の『ラストランー北海道』の返却日なので麻生図書館に返しに行った。その折に、返却棚をみたら吉村昭『死顔』があったので借りてきた。これも何かの縁だったのだろう。この作品『死顔…

気になる本『日本古典と感染症』(ロバートキャンベル編著)

ロバートキャンベルさんは、米国出身の日本文学研究者だ。米国ニューヨーク州生まれで、ハバード大学東アジア言語文化学博士課程終了後に、九大文学部研究生として来日。国文学研究資料館を経て、東大総合文化研究科の助教授、教授を経て、2017年4月から2021…

穂村 弘さんのデビュー歌集「シンジケート」新装版のこと

気になる歌人の穂村さんの『シンジケート』を図書館にリクエストしたが、読まないうちに新装版が5月に講談社から出たそうだ。 人気画家のヒグチユウコさんが表紙の絵を描き下ろし、かつて刊行時に激賞した高橋源一郎さんが新たに解説を寄せている。『シンジ…