TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『私の小説論』(車谷長吉)を読んだ!

車谷長吉さんの『飆風』(講談社)を稲城図書館で借りてきて全部を読んでしまった。怖ろしい本である。車谷さんは変人奇人であることがよく分かった。2年位前に嚥下障害で亡くなってしまったが、それも因果応報のような気がする。きっと怖い人であったのだろ…

気になる本『ボケ日和』(長谷川嘉哉)という本が出たので読んでみたい

認知症の専門医の長谷川嘉哉さんが、『ボケ日和』という本を、かんき出版から出した。イラストを、「ぼくと大家さん」の漫画家の矢部太郎さんが描いている。 「わが家に認知症がやってきた!どうする? どうなる?」「認知症専門医が教える、認知症と介護が…

「国立ハンセン病資料館」があるんだ

「国立ハンセン病資料館」の新館長に、内田博文さん(75歳)という記事が、朝日新聞(2021年9月29日)の「ひと」欄にでていた。記憶と記録のために概要をまとめておきたい。 こういう書き出しだ。 <コロナ禍のいきすぎた「自粛警察」の動きは、かつてハンセ…

『飆風』(ひょうふう)という本を借りてきて読んで、思うこと

『飆風』という本が城図書館の返却棚にあるのが目に着いた。借りてきたのはいいが、『飆風』の「飆」の字が読めない。「飆」は、「ひょう」と読むのであり、意味は「つむじかせ」ということらしい。車谷さんは教養があるのである。車谷さんの本は、どれもこ…

新型コロナウイルワクチン―米国では3回目接種開始なんだって

新型コロナウイルスに対する免疫を高めるワクチンの追加接種を「ブースター」って言う。このブースターについて、米政権は9月24日、ファイザー製の2回目瀬接種から6カ月以上過ぎた65歳以上の人らに、3回目の接種を始めると発表した。18歳以上については、重…

朝日俳壇と歌壇を読む

もう日曜日だ。 <生きながら幻となる人の秋(新潟市 斎藤達也)>⇒ 長谷川 櫂選:「マスクするとこんな感じがする。誰でも。」と長谷川さんがコメントしている。この俳句はどういうことなんだろうか?<孫昼寝小さき大の文字となり(鎌倉市 千種佳樹)>⇒長…

雑誌「短歌」を借りてきて、新春座談会「見つめなおす自己愛」を読んで思うこと

株式会社KADOKAWA(昔の角川書店)がだしている、雑誌「短歌」を、川崎市麻生図書館で借りてきた。2021年の1月号だった。新春特別座談会「見つめなおす自己愛ー自分を育て世界と交わる」というのをやっていた。出席者といええtも、リモートでやったものらし…

新型コロナウイルス感染の抗体カクテル療法って何だ

米国の前の大統領のトランプさんは新型コロナウイルスに感染した。しかし、4~5日の位の入院加療で戻ってきた。トランプさんは、治療のために抗体の投与をうけたとか報道されていたと思う。一度新型コロナウイルスに感染して回復した元患者の血液から抗体を…

新型コロナウイルスワクチン―J&J社の感染予防効果94%

米製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、2回目の追加接種のいよって感染を防ぐ効果が94%だったとする米国での臨床試験結果を、9月21日に公表したという記事が朝日新聞夕刊(2021年9月22日)に出…

『弟』(石原慎太郎)を読んでいる

石原慎太郎さんは、やはり政治家というより小説家なんだとよくわかる。この本は、1996年に幻冬舎から出ている。もう25年も前にでている。1996年というと、まだ石原さんが東京都知事選になっていない頃だ。石原さんは私より15歳年長で、現在、88歳のようだ。…

新型コロナウイルスワクチンのこと

新型コロナウイルスワクチンの接種がだいぶ進んできた。ここへきて、3回目を打つかどうかの議論が出てきた。海外ではイスラエルなど、既に3回目の接種が進んでいるようだ。近辺では私の子どもたちの世代、40代も漸く接種がはじまった。先日、18日には12…

朝日歌壇を読む

もう日曜日だ。朝日歌壇を今日も読む。〈妹は聞上手なうえほとんどの悩みをブハッと笑いに変える(富山市 松田梨子)〉➡︎馬場あき子選: 松田梨子さんはほんとうに歌が上手い。〈ままのたんじょうびままはしゃぶしゃぶがいいといったのにぱぱのすきなやきに…

気になる本『白光』(朝井まかて、文藝春秋)のこと

この本は、明治初期に活躍した日本初の聖像画師・山りんのことを書いている。朝井まかては、葛飾北斎の娘・葛飾応為を『眩』という作品で描いている。再び女性の絵師を描いた。 山下りんについては、『ニコライ堂の女性たち』で、中健之介・悦子さん書いたの…

『新型コロナワクチン本当の「真実」』(講談社現代新書)を宮坂さんが出した

講談社のBlue Backsの「新型コロナウイルス7つの謎」を読んで、私は新型コロナウイルスワクチンを6月に2回接種した。副反応はみられず、接種してから3カ月以上が経過した。果たして、抗体ができているのか、できているとしたらどの程度の効果があるのか…

ゲノム編集 難病治療に活用期待―興味深い記事を読んで

「ゲノム編集 難病治療に活用期待」という見出しの記事が、朝日新聞朝刊(2021年㋈15日)に出ていた。チョットじゃなく大いに興味深いので概要をまとめる。 2020年のノーベル化学賞に輝いたクリスパー・キャス9(CRISPAR/Cas9)を使って、患者の体内で、病…

気になる本『コロナは恐くない恐いのはあなたの「血の汚れだ」』(石原結實)の広告がでていた

石原結實さんは、いろいろと発言している医師である。「食べない健康法」のような本を見つけて読んだことがある。「腹六分目がよい」ということを主張していた。これは、あたっていると思う。こんどの本には、「人類は感染症に勝てる!「血液・免疫力」を上…

筋肉貯蓄と読書保険

「発見上手」(Vol.34 2020秋)に面白い記事が載っていたので読んだ。たかが(失礼)信託銀行のPR雑誌なのだが、時折読むと中身が濃いのだ。二つのキーワード「筋肉貯蓄」と「読書保険」について興味を持った。 読書コラム・医療という記事で、秋山和弘さん…

ゴーヤ(苦瓜)の蔓を撤去した

ゴーヤ(苦瓜)の栽培をここ5年くらい続けている。ゴーヤは沖縄や暖かい地域だけでかつては栽培されていた蔓性の野菜である。地球温暖化の影響もあるのここ神奈川県でも簡単に栽培できる。しかし7年くらい前2014年頃には、5月の連休の前には苗の入手ができ…

朝日俳壇と歌壇を読む

「夏草も疲れはてしか地に伏せり(尼崎市 田中節夫)」「月見草夜風の疲れ見えそめし(熊本県菊陽町)」 ⇒高山れおな選: 自然に自分の心を投影している句なんだろう。 「もう誰も見ざるアルバム秋の風(柏市 物江里人)⇒長谷川櫂選 「鳴くほどに闇の澄みゆ…

『マリス博士の奇想天外な人生』(キャリー・マリス)を読み始めた

福岡さんの『動的平衡』を借りてきたら、ら上記のマリスの本を紹介していた。というより、福岡さんが『マリス博士の奇想天外な人生』を翻訳して早川書房から出した。これを読んで興味をもった雑誌「ソトコト」の編集者が福岡さんに接触して、「ソトコト」で…

「かれら」はわたしに結びつく世界(寄稿 中村和恵さん)を読んで

ドストエフスキーとニコライ・カサ―トキンの本を一杯出している中村健之介さんの長女が中村和恵さん(明治大学教授・詩人、随筆家)だ。著書に『日本語に生まれて』『天気予報』「ドレス・アフター・ドレス』などがあるんだという。どれも読んだことがない。…

 岩室紳也さんが「オトナの保健室」(朝日新聞)載っていたので触れておく

『動きすぎてはいけない』などの思想書で知られる哲学者で、作家の千葉雅也さんが新作の小説『オーバーヒート』(新潮社)を出した。千葉さんはゲイで立命館大学教授なんだという。2019年に野間文芸新人賞を受けたデビュー作『デッドライン』以来、同性愛を…

色川大吉さんが死去(96歳)との記事に触れて—上野千鶴子『おひとりさんの在宅死のススメ』を読みながら

先日、上野千鶴子さんの「おひとりさんの在宅死のススメ」を読んでいるときに、急に色川大吉さんの本『ある昭和史』を持っていることを想いだして本棚から抜き出して眺めたばかりであった。新聞の見出しには、「歴史家 民衆史の先駆者」とある。色川さんの本…

私の「C型ウイルス肝炎」物語 第7章: マヴィレットへの挑戦― (49) 服薬終了後3年6ヵ月: 主治医が転勤で替わった

(49)「私のC型ウイルス肝炎物語 第7章:マヴィレットへの挑戦― 服薬終了後3年6ヵ月: 主治医が転勤で替わった 本日は、6カ月ぶりの超音波検査の予約が入っていた。当初は、9月1日(水)の予定であった,が、蓼科への旅のために変更した。ところが、新型コ…

『動的平衡-生命はなぜそこに宿るのか』(福岡伸一)を読み始めたので読書連鎖が起こりそうだ

読書は連鎖する。 宮坂昌之さんが書いた『新型コロナウイルス7つの謎-最新免疫学から わかった病原体の正体』の書評を書いた。その中でこうかいた。<「ウイルスは本来、わたしたちを含む生命圏の一部で、完全に撲滅したり、排除したりすることはできない…

瀬戸内寂聴『花芯』と桜木紫乃『ホテルローヤル』を同時に読んだ

『花芯』は読み応えのあるよい小説であった。チョット、自伝的な要素もあって、女時代の晴美さんの小説だ。子どもを捨てて、若い男に走って、その若い男も捨てて(というより男が逃げた)小説に生きてきた。作家の井上光晴との出会いはその後なのだろうか?…

膵がん「線虫」で早期発見?

膵がん「線虫」で早期発見? こんな見出しの記事が、朝日新聞の夕刊に出ていた。前もにもこのような話をどこかで読んだことがある。「線虫」が匂いで見つけるなんて科学的ではないんじゃと思う。でも至極面白く興味がある。概要をまとめておきたい。 「膵が…

朝日俳壇と歌壇を今日も読んだ

「黴の部屋黴たる男籠もりおり(西海市 前田一草)」⇒高山れおな、長谷川櫂共選 「己が死も知らぬ死者どち原爆忌(船橋市 斉木直哉)」⇒大串 章、長谷川櫂共選 ⇒俳句と言っても、その重さが凄いと思う。 「一枚の切ってを貼りて夏終わる(深谷市 野村秀遊)…

気になる本『歯は抜くなー抜くといわれた歯を守る』(文溪堂)

この本は、岩田有弘さんという歯科医師の書いた本である。ときどき、広告がでていたので気になっていた。「歯を抜いてしまう前に、読んで下さい。」となっていた。初診料10万円の歯医者が3時間という初心相談を行ってまで伝えたい、歯科医療の本質と書いてあ…

「器」と「人」

「菅首相、総裁選出馬せず」のニュースがとびこんできた。9月29日に行われる自民党の総裁選に現総理の菅さんがでないと表明した。ということは、首相退陣である。昨年9月に、長期政権の安倍さんの体調不良による退陣に伴い、後継総裁となった。あれから1年…