TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

気になる本『かくして彼女は宴で語る―明治耽美派推理帖』(宮内悠介)のこと

『黄金の女達』(小島信夫)を読み継いでいる。「12 ぼくは別人だ」まで」読んできた。縦糸が小泉八雲(ヘルン)であることは変わらないのだが、ここまでくるとゲーテやナポレオン、キップリング『ジャングル・ブックス』まで、何でも出てくる。博覧強記とい…

朝日俳壇と朝日歌壇を読む―「私歌」の叫びのような声を読みたい

「獣みな漢字一文字山眠る」(神戸市 倉本 勉)⇒長谷川櫂、大串章 共選:「確かにその通り。虎・狼・象・熊・猪など・・・。季語「山眠る」で立派な俳句になった。大串さんの選評である。「山眠る」が季語であるなんて知らない。冬の季語なんだろぅ。 今日も…

『犬婿入り』(多和田葉子)を読んでみた

新聞の連載小説を読み通したことが私にはない。新聞小説というものは昔からある。漱石は朝日新聞の社員になり新聞小説の書き手だった。それはともかく、明後日,2022年2月1日(火)から、多和田葉子さんが朝日新聞に連載小説を開始するんだという。今度はま…

わが意を得たりー『捨てない生き方』(五木寛之さんの新刊)が」でた

「私はドケチ」ということになる、家内に言わせれば。そうだろう。ものが棄てられない。「断捨離」という言葉とその流行の話を聞くと「チョットちがうのでは」といつも思ってきた。「古いものには生きる場所、役に立つことがあるのではないか、と思ってしま…

小泉八雲記念公園のこと

小島信夫さんの『黄金の女達』と芦原伸くんの『へるん先生の汽車旅行』を併行して読んでいる。何故か小泉八雲が私に迫ってきたのだ。すると、小泉公園の情報が新聞に載っていた。興味深いことだ。記憶と記録のために紹介する。本日、2022年1月29日の朝日新聞…

26年前に阪神淡路大震災が1月17日に起こった―忘れてはいけない

1995(平成7)年は振りかえり見れば大変な年である。1月17日未明の「阪神淡路大震災」、3月20日の早朝に、「地下鉄サリン事件」が、年の早々相次いでに起こったのである。 ■阪神淡路大震災■ 1995(平成7)年、1月17日(火)、午前5時46分、淡路島北端を震源…

『風よあらしよ』(村山由佳)を読み継いでいる―本を読むのに理由は要らない

朝日新聞朝刊に連載中の池澤夏樹さんの『また会う日まで』(本日,527回)がもうすぐ終わるらしい。この新聞小説が始まった時に、衝撃的な出だしに惹かれて読んでいた。池澤夏樹さんは福永武彦の息子だ。姓が違うのは福永と母親が離婚して、母に育てられ北海…

21世紀は「脳の世紀」と喧伝」されていた―脳の研究は進んでいるのだろうか?

新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染拡大が止まらない。新規感染者数が6万人台になった。死者は3ヵ月半ぶりに40人を超えた。こんな状況なので、マスクをして近隣を散歩する以外は、自宅で古い資料を整理している。 「脳関係」と記したダンボール箱から…

「脳と心」の研究はどこまで進んでいるのだろうか?

「脳と心」の研究はどこまで進んでいるのだろうか? 興味深いところである。 今日も古い資料を紐解いたというより整理しながら読んでみた。雑誌「日経サイエンス」(1992年11月号)が、「脳と心―発生・記憶・学習・言語・老化・視覚・性差・精神病・意識」と…

古い資料(1984年)から―宇都宮病院事件とは何か

古い資料(1984年)から―宇都宮病院事件とは何か 古い資料を整理していたら、<資料:宇都宮事件(What does this event mean for us?)>という小冊子が出てきた。この冊子は、昭和59年(1984年)4月~昭和60年(1985年)4月まで、宇都宮病院事件関連の新聞…

『黄金の女達』(小島信夫)を読み継いでいる―「9.節夫人との結婚の秘密」まできた

『黄金の女達』(小島信夫)を読み継いでいる―「9.節夫人との結婚の秘密」まできた。小島信夫と言う人は、博覧強記のほんとうの知識人というか教養人であると知った。知識人というものはこのような文章を雑誌「潮」に連載しながら自ら楽しんでいたのだと思…

気になる本―『東大教授、若年性アルツハイマーになる』(講談社)の広告から

若井晋先生の奥さん(若井克子さん)が、標記の本を書いた。私が現役で医学系出版社に勤めていた今から30年近く前に、若井晋先生は独協医科大学脳外科の教授だった。それが、ある時に脳外科医から国際医療保健の教授になって東大に転じたので驚いた。その内…

朝日歌壇と朝日俳壇を読む

歌壇俳壇を読む前に、「俳誌『ホトトギス』」という記事を読んだ。「理念守り抜き 1500号」なんだという。 月刊雑誌「ホトトギス」が、昨年12月号で1500号を迎えた。主宰の稲畑廣太郎さん(64)が、ホトトギスの俳句づくりの理念「有季定型」「花鳥諷詠」守…

歌は人を強く生きさせるんだろう―小佐野 弾さんと『歌集 銀河一族』のこと

朝日新聞(2022年1月22日)の文化欄「著者に会いたい」に、小佐野さんのことが「がんじがらめほどいた」で載っていた。38歳の若者で、あの小佐野賢治さんが大伯父にあたるんだという。 <自身のセクシャリティーに悩んだ青春時代を投影した小説と、ルーツを…

私の「医人」たちの肖像―(138)萬年 甫先生と対談「原点から学ぶ神経学」(雑誌 BRAIN & Nerve  Vo.61 No.1 収載)のこと 〜2008年5月8日

(138)萬年甫さんと対談「原点から学ぶ神経学」(雑誌BRAIN & Nerve 61(1)収載)のこと〜2008年5月8日 萬年甫さんのことは、著名な神経解剖学者で、少し前まで東京医科歯科大学解剖学教授であり、萬年徹先生が弟さんだという程度の知識しか当時の私は持…

糖尿病管理についての気になる本『糖質中毒』(牧田善二さん)と糖尿病管理と筋肉運動について

糖尿病を持っている。血糖値の管理のためには筋肉運動が必須だと本で読んだ。それで、毎食事のあとで二キロの水入りのペットボトルを差し上げる運動を左右30回を励行している。たったこれだけの運動で身体に汗ばみを覚える。来月、2月15日に2カ月振りの受診…

新型コロナウイルスワクチン―5~11歳ワクチン承認へ―気になるコロナウイルス感染拡大状況

新型コロナウイルスオミクロン株の感染拡大が止まらない。オミクロン株による感染拡大は、2週間前後(というkとは2月節頃か)でピークが来るのではと、専門家は指摘していいるようだ。オミクロン株は、デルタ株に比べると、感染力が高いが、基礎疾患などの…

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とTSUNAMI(津波)のこと

小島信夫さんの『黄金の女達』を読み継いでいる。黄金の女とは、ゴーガンのタヒチで描かれた、小金色に輝く南の国の健康に輝く女達のことの名のかもしれない。ともあれ、テーマの伏流には、ヘルン(ハーンのことをヘルン読んでいる)の日本での生活が常に書…

私の「医人」たちの肖像―(142)生田房弘先生と雑誌「ミクロスコピア連載」の紀行文「カハール先生のふるさとを訪ねて」のこと ~2010年4月13日

(142)生田房弘さんと雑誌「ミクロスコピア連載」の紀行文「カハ―ㇽ先生のふるさとを訪ねて」のこと ~2010年4月13日 生田房弘さん(新潟脳外科病院ブレーンリサーチセンター)の訃報情報を不覚にも見逃していた。コロナ禍でもあり、ご家族でひそかにお見送…

気になる本の紹介の記事のこと

『病んだ言葉 癒す言葉 生きる言葉』(阿部公彦 青土社 2,200円) <「存在の匂い」が滲む弱い日本語>という見出しで、書評家・京都芸術大学講師の江南亜美子さんが、紹介していた。 稲泉進さん(ノンフィクション作家)が、三つの文庫本を紹介していた。 ①…

オミクロン株の感染拡大が続記―まん延防止13都道府県追加に

私たちが時折、合気道の稽古に柔道場を借りている、川崎市麻生区の麻生注中学でも感染者がでて、最近、一斉休校があったようだ。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。記憶と記録のために現状を把握しておきたい。 新型コロナウイルスの国内感染者は1…

新型コロナウイルス飲みくすりのことー興味深い記事から

C型か肝炎ウイルスの薬として、かつてはインターフェロン注射しかなかった。それが、2016年頃から飲み薬、それも殆ど副作用もない飲み薬が次次に開発された。これにより、C型ウイルス肝炎はいまでは治る病となった。 さて、新型コロナウイルス感染(オミクロ…

新型コロナウイルスワクチン3回目接種券が届いた

新型コロナウイルスの新たな感染者が今日も2万人を超えた。本日、1月17日は阪神淡路大震災から27年目である。あの日、川崎市麻生区王禅寺の自宅に寝いて眩暈を感じた。朝の6時前のことであった。その日の夜には、雑誌脳神経外科の編集会議に出席したのを覚…

朝日歌壇と俳壇を読む

第38回朝日歌壇賞の受賞歌が今週は載っていた。各選者が一人を選んでいた。 <意味ありて病むとその意味探しいきまだまだ病浅かりし頃(和泉市 長尾幹也)>⇒永田和宏選: 「難病と闘いつつ、病むことの、そして己の意味を問い続ける作者」と永田さんが評し…

「三歩会」で小山田緑地へ歩いて行ってきた

「千里の道も三歩から」という諺があるかどうか知らない。小脳出血で倒れたYさんのリハビリテーションを主眼とした近隣の丘や小山歩きの会を「三歩会」と称して毎月行っている。 令和4年の初回の会は、小田急多摩線唐木田駅から小山田緑地まであるいた。小…

iPS細胞使い脊髄損傷の治療―画期的な試みだ

「iPS細胞使い脊髄損傷の治療」のニュースがテレビでも紹介されていた(2022年1月14日)。慶応大の神経性理学の野栄之先生と整形外科の中村雅也教授がコメントをしていた。画期的なニュースなので、夕刊の記事から引用して記録しておく。 <慶応大は、1月14…

おいオミクロン株よ大丈夫か?

新型コロナウイルスの感染拡大がまたまた危惧される。現役時代にお世話になったことがある、整形外科医のYY先生が新型コロナウイルス感染が原因で逝去されたことを知った。順天堂大学の整形外科の名誉教授だ。 さて、本日の新聞に、「感染8割 オミクロン株…

気になる本 幸せな孤独 前野隆司 って何だ

前野隆司さんの 幸せな孤独 という本の広告が今日の新聞に載っていた。 幸福学博士が教える孤独を幸せに帰る方法、がキャチフレーズだ。たった3つの要素で幸せな孤独が手に入るんだという。孤独な時間は自分を見つめ直すいい機会。人格が磨かれる。老いると…

『風よ あらしよ』(村山由佳)を借りてきた

『風よ あらしよ』(村山由佳)を借りてきた。伊藤野枝を書いた例の本だ。読み通せるだろうか。 序章 天地無常と、第一章 野心、まで読んだ。「序章」では、大杉栄とと伊藤野枝の結婚生活が書いてある。辻潤と結婚して、今度は大杉栄と結婚(とはいえ、事実…

大腸内視鏡検査を受けた

二年半振りに大腸内視鏡検査を受けた。昨年の12月7日、昭和大学横浜北部病院の工藤進英教授をの外来を受診して。本日、1月11日の検査予約をそいてきた。生憎と、新型コロナウイルス感染が、オミクロン株の登場で第6波の様相を呈してきた。おまけに、朝から雨…