TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月の「三歩会」は秦野の水無川はハイキングだった

2022年3月31日(木曜日)。今回も「三歩会」で桜を見ながら歩きを楽しんだ。折からの、新型コロナウイルス蔓延拡大(第七波)で蔓延防止のために、二月は休会にしたので久しぶりだ。「三歩会」は、小脳出血で倒れた妻Yさんのリハビリテーションのために、20…

ロシアよどこへ行くー気になる古い論文がでてきたので記録する

ロシアのウクライナ侵攻から既に1ケ月と6日が経過した。 「光は見えたか 停戦協議」の見出しが夕刊に出ていた。(ロシアの)攻撃縮小表明 ウクライナ側「信用ならない」との副見出しもある。 <ロシアのウクライナ侵攻をめぐる停戦協議が3月29日、トルコの…

和田秀樹さん(精神科医)がまた本を書いたぞ『80歳の壁』(幻冬舎)

和田秀樹さん(精神科医)また本を書いたぞ。『80歳の壁』という「幻冬舎新書」だ。和田さんの本は、『六十代と七十代の心と体の整え方 良く生きるために読む高年世代の生活学(バジリコ)』(2020年刊)を読んだ。タイトルから「如何に生きるか」という本と…

気になる本『捨てない生き方』(五木寛之)マガジンハウスのについて

『捨てない生き方』いう五木寛之さんの考えに同感だ。この主張は五木さんが折に触れて言っていたので、我が意を得たりの気持ちでいた。「断捨離」という言葉が流行り、まあ若い40歳代くらいの方が本を書いたりしていたので読んだことがある。分かるけど同感…

高久史麿さんが亡くなった(2022年2月24日)の訃報に接して

高久史麿さんが亡くなった(2022年2月24日)との訃報に接した。「骨髄ドナー提言―前日本医学会長」との副見出しがついていた。高久さんは、血液内科医であったから、骨髄バンクの提言が表にでたのだろうと思うが、日本の医学医療への貢献は多大なものだと思…

世相が歌や句に響く―朝日歌壇、俳壇から

世相が歌や句に響く。そんなことは当然なんだと知った。歌も句も暗く爽やかではない。 <老梅や今渾身の花ひらく(明石市 榧野実)>⇒大串 章選: こういう句を読むと驚く。古い梅の樹は幹がごつごつしていて枯れているようにもみえる。その幹から直に花がさ…

合気道師範「遠藤征四郎先生」の指導を久しぶりに受けて思うこと

新型コロなウイルス感染拡大による緊急事態宣言、そのごの蔓延防止の影響で、これまで月に一回の頻度で指導を受てきた遠藤師範が指導に来られなくなった。2022年3月26日(土曜日)、久しぶりに遠藤師範が指導に来られた。この折のことを記憶と記録のために書…

気になる本『異端の人間学―佐藤 優・五木寛之』(幻冬舎)について

ロシア軍のウクライナ侵攻から1ケ月が過ぎてしまった。事態は悪化している。日本の私は幾ばくかの!支援をするだけで安穏としている。 『異端の人間学―佐藤 優・五木寛之』という本の広告がでていた。また幻冬舎である。この本は、佐藤 優・五木寛之という…

頭のよい人の書いた本は面白い

小島信夫さんの『最後の講義―私の講義Ⅱ』と國分巧一郎さんの『暇と退屈の倫理学』を併行して読んでいる。 小島信夫さんの本は、「鳶とうずら」「完全な幸福」まで読んできた。この辺になると、トルストイについての件である。小島さんは、「アンナカレーニナ…

iPS細胞研究所の所長を山中伸弥教授が退任するという記事を読んで

身体のあらゆる組織になれるiPS細胞をつくった、山中伸弥教授が、この3月末で京都大学iPS細胞研究所の所長を退任するという記事が新聞に出ていた。山中教授は、iPS細胞研究所が設立された2010年から、6月12年にわたって、所長を務めた。退任後は、同研究所の…

「先天性心疾患診療の最前線」(医学界新聞)という記事を読んで

「先天性心疾患診療の最前線」というテーマの対談が、本日、到着した医学界新聞(第3462号、2022年3月21日付)に載っていた。佐合治彦(国立成育医療センター周産期・母性診療センター長)と赤木禎次(岡山大学先天性心疾患センター長)の両先生による対談…

気になる本のこと『リスクを生きる』(朝日新書)について

合気道の内田樹さん(神戸女学院大学名誉教授、哲学者)と岩田健太郎さん(神戸大学大学院医学研究科教授)の二人がまた本を出した。『リスクを生きる』というタイトルの本だ。朝日新書は、朝日新聞出版という会社なんだ。内田さんといえば、合気道の武道家…

朝日俳壇と歌壇を読んでみた

まず、俳壇から<一歳と八十路が遊歩山笑う(横浜市 御殿兼伍)>⇒大串章選: ⇒大串さんのコメントはこうだ。<「一歳と八十路」が微笑ましい。「山笑う」が効いている。> 調べると、「山笑う」は春の季語。夏は、「山滴る」、秋は、「山粧う」、冬の季語は…

小島信夫『私の作家遍歴』Ⅱ 最後の講義読んでいる

小島信夫『私の作家遍歴』Ⅱ 最後の講義の文体はやはり、饒舌であると思う。この本は、小島さんの文字通り、「作家遍歴」というよりも、「読書遍歴」 なんだと読みながら感じた。 「私のイワンが東洋の海を」「皇帝の使者」「盲一人の使者」「対面」、これら…

私の「医人」たちの肖像〜(158)豊島久真男さんと癌遺伝子研究

豊島久真男さんがお亡くなりになった。3月9日に、91歳で。豊島さんは阪大出身で、東京大学医科学研究所の教授だった。初めてがん遺伝子の存在を証明し、日本のがん研究をリードした、と業績が紹介されてた。1980年代の、癌遺伝子研究の初期の頃に、高松宮妃…

福岡伸一さんの『もう牛を食べ手も安心か』(文春新書)を読んで

『もう牛を食べても安心か』を読み終えた。この本は、平成16年(2004)年に出た本である。タイトルは一般に目を惹くように付けられっているが内容はかなり深く読みこなすのには力がいった。中身は、狂牛病の発生から、プリオン説、プリオンタンパクとはなにか…

肝胆膵の超音波および腹部MRI検査の結果がでた

願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ (西行法師) この有名な歌は続古今和歌集に入っているとのことだ。 今年は、桜の開花が遅れている。河津桜は満開になったが、江戸彼岸桜はまあ硬いつぼみのままだ。 さて、本日は、先週の水曜日に受けた腹…

ふるさとと文学2021〜有吉佐和子の和歌山ー紀ノ川から流れ出た社会は作家の歴程

日本ペンクラブのシリーズ企画ふるさと文学の第7 回は、有吉佐和子の和歌山というテーマで、2021年11月3日に、和歌山市で開かれた。2020年の ふるさとと文学 第6回 北條民雄と多磨全生園は、新型コロナウイルスの影響で、無観客で開かれた。多磨全生園は、前…

気になる本『街や山を疲れず痛くならずさっそうと歩く』(山野進)という本の広告から歩き方を考える

合気道開祖の植芝盛平翁は歩き方の美しひとだったらしい。先日ふれた医師の矢作直樹さんも、美しい所作は心と身体にいい、と書いておられた。これらの言葉に触れると、ドタバタした私自身の歩き方を振り返ると情けない気がする。合気道を35年もやっていてい…

今週も朝日歌壇と俳壇を読む―11年目の3.11が過ぎた日に

<ようやっと舶来ものを三度打ついまだ国産出来ぬワクチン(春日部市 斉藤利彦)><弟の秘密基地には「そうすけのひみつきち」ってかん板がある(奈良市 山添 葵)>⇒馬場あき子: 「第二首は輸入品のワクチンを舶来と言い換え、近代を超えていない現実を指…

『最後の講義ー私の作家遍歴 Ⅱ』(小島信夫)を読み継いでいる

小島信夫さんのこの本は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)を縦糸に語っているもの だが、いつのまにかロシアの作家ゴンチャロフについての語りになった。ゴンチャロフは、『オブローモフ』の作者で有名なのだが、このゴンチャロフは、プチャーチンが日本に…

2011年3.11から11年目の3.11-忘れない日のために

11年目の3.11が周ってきた。あの日の3.11から11年、時間が止まった方もたくさんおられるだろう。あの日3.11から11年後の3.11、ウクライナでは新たな惨劇が始まっている。 11年前の3.11、1ヶ月余り前の1月末で現役勤務から私は解き放されていた。偶然にも、そ…

腹部MRI検査と造影剤ボースデルのことについて(記録と記憶として)

腹部MRI検査を受けた。この検査を受けるのは、昨年の8月20日に続き二度目である。検査開始予定が14時30分だったので余裕をもって少し早め昼過ぎの12時30分頃に家を出た。途中、新宿で所要を済ませて東大病院には午後14時5分頃についた。MRIは磁気を用いた検…

気になる人の本『悩まないーあるがままで生きる」を読んで再確認したー残心のすすめ

矢作直樹さん(元・東京大学医学部救急医学分野・教授)が時々本を書いていた? その広告を目にして気になっていた。東大医学部教授しかも超多忙であるだろう救急医学の所属で、専門の論文(も書いているだろう)の他に、一般啓蒙書をを書く時間も意欲もある…

映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」(信友直子監督)を観たいので書いておく

認知症の母と、介護に当たる父の日常を描き、大きな反響を巻き起こしたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」の続編となる、映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」が、3月25日から公開される。 認知症…

気になる本2冊『進撃の巨人という神話』(blueprint)、『朝日新聞記者の200文字文章術』(さくら舎)

わかりやすくて、比較的短いメッセージを伝える文章を書くのは難しい。随分、昔のことだが、本田勝一さんという朝日新聞の記者だった方が書いた『日本語の作文技術』という本を買って読んだ。役に立った。記憶に残っているのは、いくつかの形容表現を重ねる…

朝日俳壇と朝日歌壇を読む

<万葉の野をなつかしみ寒すみれ(堺市 吉田敦子)><コロナ禍とウクライナ危機春寒し(伊賀市 福沢義男)>⇒大串章選: 大串さんのコメントはこうだ。<第一句。「万葉集」の「春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける 山部赤人」を思い…

重粒子線、陽子線治療が保険適用に!

「東京肝臓のひろば」(第246号、令和4年2月号)が送られてきた。その雑誌に標記「重粒子線、陽子線治療が保険適用に!」の記事が載っていた。これは画期的なニュースだ。何時きまったのだろう。7年位前に。合気道のお世話になっている師範が、前立腺がん…

歯は口ほどにものを言い!

「歯は口ほどにものを言い!」という諺は無いと思う。「目は口ほどにものを言い!」は誰もが納得すると思う。しかし、「歯は口ほどにものを言い」の諺もあってもいいのではないかと思う。 本日、久しぶり3ヵ月を経て歯医者の歯科健診に行ってきた。私の父は…

私の「医人」たちの肖像― (134)大友英一さんと『ぼけになりやすい人なりにくい人』(栄光出版社)と「認知症」という用語について〜 2006年11月

(134)私の「医人」たちの肖像― 大友英一さんと『ぼけになりやすい人なりにくい人』(栄光出版社)と「認知症」という用語について〜 2006年11月 久しぶりに大友英一さんのお名前を目にした。大友英一先生には、在職中に随分長い間お世話になった。大友さん…