TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『まとまらない言葉を生きる』(荒井裕樹)と『月の満ち欠け』(佐藤正午)を読み始めた

『復活』(トルストイ)の後編を朝の6時30分から少しだけ読んだ。主人公のネフリュードフの苦労が佳境に入って来た。それにしても、いまか100数十年も前の帝政のロシアでは、こんなこ難しい小説が読まれていたのだ。驚きである。150年前には鉄道はあったが蒸…

紫たまねぎの収穫と苦瓜の棚の設置を行う—5月30は苦瓜記念日

北海道産の玉ねぎが不作らしい。そのためか、玉ねぎの値段が高騰している。大きめの玉ねぎ二個の袋詰めが280円していた。本日、紫玉ねぎを10数個も収穫した。既に1週間前から2個ずつ収穫して10個くらい食べている。そのほか、梨さん雅さんにも2個ずつ差し上…

朝日俳・歌壇を読む

<三島対全共闘の夏が来ぬ(大阪市 上西左大信)>⇒小林貴子選: 三島由紀夫さんが、市ヶ谷で決起したのは昭和45年12月だった。全共闘と議論したのが、8月だったんだろうか?こんなことが俳句になるなんて面白い。 <戦争が春も命も奪ひけり(長岡京市 寺嶋…

第59回全日本合気道演武大会に参加した

第59回全日本合気道演武大会が三年ぶりに日本武道館で開かれた。一昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で中止された。昨年は、一年遅れの東京オリンッピク2020の関係で、会場を群馬県高崎市、高崎アリーナに移して、第58回全日本合気道演武大会が開…

気になる本『人生を整える距離感の作法』(曽野綾子著)おかについて

曽野綾子さんって知っていたら嫌な女性だろうな、多分。先に亡くなってしまった三浦朱門さんとは幸せな夫婦であったのだと思う。夫婦二人もが作家というのも大変だ。三浦朱門さんは、作家というよりも教養の人であったのではないか。文化庁長官を務めたこの…

興味深い本を見つけたぞー「心の力」の鍛え方(大野裕著)

『「心の力」の鍛え方』という本の広告が新聞に出ていた。大野裕さんといえば、慶應医学部の精神科医ではないだろうか?<精神科医が武道から学んだ人生のコツ、ストレスに負けない強い心=レジリエンスの養成法を自らの体験を通じて語る。> 岩崎学術出版社…

『暗夜行路』後編を読み終えた—こんな人間の内面の物語が読まれるんだ

国語の教科書に、『暗夜行路』が載っていて、「六根清浄、お山は晴天」という言葉がでて来たのを覚えている。『暗夜行路』のこの辺りなんだろう。「六根清浄、お山は晴天」は、霊山である伯耆大山に登るための呪文なんだと聞いたことがある。「六根清浄」と…

『暗夜行路』の後編を読んでいる

『暗夜行路』の後編を読んでいる。興味深くなって来た。この本を読んだのは、佐藤正午さんと言う小説家の『小説の読みかき』を読んだからである。佐藤さんは、私よ莉8歳若い長崎の佐世保出身の方だ。北大の文学部を中退して、佐世保に帰って小説を書いてい…

気になる本『よみぐすり』(坂口恭平)のことなど

坂口恭平さんのことは『坂口恭平鬱病日記』(シリーズケアを開くの一冊)で知っている。早稲田の建築学科の出身だったと思う。坂口さんは、自身が病をもっていながら、いろいろな活動をしている。<自身の携帯電話の番号を公表し「いのっちの電話」として、…

気になる本

人間砂漠 (あいヒロシ)という本の広告が出ていた。朝日新聞出版 から出ている。読んでみたいので記録する。 上下 1650円だ。以下のような文言が宣伝に書いてあった。 〈 戦後、幼少期の逆境を乗り越え「親が茶」無用を実践。住み込みから数十億円のビジネ…

三歩会の皐月の会で震生湖に遊んだ

皐月五月の三歩会は、小田急線の秦野駅ら震生湖まで歩いた。行程は、秦野駅から南方に住宅街を2~3キロくらいあるくと渋沢丘陵に着く。渋沢丘陵は秦野市の反対側に大山と丹沢山系を望む標高150メートくらいの尾根となっている。その反対には曽我丘陵が続き…

妻に励まされ生きる の記事(朝日新聞朝刊)を読んで思うこと

「男のひといき」という投稿コラムがあるらしい。この欄の、2022年3月13日に、千葉幸雄さんの投稿が載っていた。 この投稿の要旨はこうだ。〈脳内出血の影響で左半身まひの障害が残った男性から、妻に励まされることで救われたいという投稿があった。病に倒…

鬼形君の歌がまた朝日歌壇に載っていたぞ

<悲しきはうららの春の新聞の歌壇につらなる戦争の歌(安中市 鬼形輝雄)>⇒佐佐木幸綱選:「第一首、春の歌がならぶはずの季節の新聞歌壇に毎週つらなるように並ぶロシアのウクライナ侵攻の歌。まさに「悲しきは」である。」と、佐佐木さんがコメントして…

『暗夜行路』(志賀直哉)前編を読んだ

<彼はしかし、女のふっくらとした重味のある乳房を柔らかく握って見て、いいようのない快感を感じた。それは何か値うちのあるものに触れている感じだった。軽く揺すると、気持ちのいい重さが掌(てのひら)に感ぜられる。それを何といい現わしていいかわか…

町田イタリア歌劇団 テノールコンサート 土崎 譲を聞いてきた

雨の中、町田へ行った。町田市民フォーラムに於ける 町田イタリア歌劇場の土坂 譲コンサートを聴いた。土崎さんは四十歳台のテノール歌手だ。特に歌に造詣が深いというのではない。妻のY子さんが行くというので同行した。人生には消費だけでなく浪費が必要な…

『暗夜行路』(志賀直哉)を読んでいるのだが退屈してきた

『暗夜行路』の、「序詞(主人公の追憶)」は、結構、興味深い。こういう書き出しだ。 <私が自分に祖父のある事を知ったのは、私の母が産後の病気で死に、その後二月ほどたって、不意に祖父が私の前に現われて来た、その時であった。私の六歳の時であった。…

『小説の読み書き』(佐藤正午)を読みながら考える

『暗夜行路』と『復活』を並べて交互に読んでいる。その合間に、町田康さんの『しらふで生きる」の三回目に取りかかっている。というより、節酒のエネルギーを町田さんの本から頂いている。 <昨年(2003年)、「読者が選ぶ(私の好きな岩波文庫)」よ題した…

「流浪の月」という映画をみたぞ

映画「流浪の月」を新百合ヶ丘のイオンシネマで見てきた。長い訳の分からない映画であった。本屋大賞の傑作小説を李相日監督が映画にしたんだ。20年位前に、少女を自宅の部屋に5年くらいの間住まわせていた事件があった。この小説はそれをモデルにしたもので…

24時間の素面を生きる

一昨日(2022年5月15日、日曜日)の夕食時にビール1缶(350㏄)と焼酎100㏄を飲んだ。それから、素面で暫く生活してみることにした。そこで、『しらふで生きるー大酒飲みの決断』(町田 康さん)を三回になるが読みだした。すると、町田さんは、日本語の文章…

『暗夜行路』(志賀直哉)を読み始めたぞ

『暗夜行路』(志賀直哉)を読み始めたぞ。この小説はは、多分、中学が高校の国語の教科書に一部分が載っていた。主人公の時任謙作が、鳥取の大山という霊山に登る情景が載っていたと思う。「六根清浄御山は晴天」という声を出しながら登っていくのだったと…

歌壇と俳壇の朝日新聞を読む

俳壇を初めに読んだ。 <老ゆるとは友の死ぬこと桜散る(横浜市 加藤重喜)>⇒大串章選:「第三句。友の死を聞くたびに自分の余命を思う」と、選者の大串さんがコメントしていた。まったく、そのとおりだね。 <春潮や堀江謙一ハワイ沖(伊賀市 福沢義男)>…

志賀直哉 暗夜行路 を読んだことが多分無い

『行人』と言う夏目漱石の小説を読んだことがある。高校生の時に、この本の文庫本を読んでいて、それを枕もとか、そのへんにおいておいたら、親父がみつけて読んで、「お前、こんなもの読んで分かるのか?」と言った。最後まで読んだのかどうかは覚えていな…

気になる本「テレビの重罪」(宝島社新書)のこと

精神科医の和田秀樹サンが、また本を出した。『テレビの重罪』という本だ。 <「正義」の暴走が現実を捻じ曲げ、命まで奪っている!> こういうキャチフレーズが広告に書いてある。米国の「正義」を受売りするだけの戦争報道、自粛の副作用を無視して国民の…

認知症カフェ」を訪ね歩き紹介を続けるカメラマンーコスガ聡一さん

「ひと」欄にコスガ聡一さんというカメラマンのことが載っていた。朝日新聞(2022年5月12日)朝刊だ。「認知症カフェ」なんというものが、日本にたくさんあるんだという。 〈認知症の当事者や地域の人々が集まって情報を共有し、理解を深める場の認知症カフ…

気になる本『折れない言葉』(五木寛之)のこと

五木寛之さんの本『折れない言葉』(毎日新聞出版)の広告が出ていた。「励ましにみちた珠玉のエッセー集』なんだという。「最悪だ」と感じられる時は、まだほんとうの最悪ではなんだという。ちょっと興味ある本だ。1540円とのことなので、まずは図書館にス…

「第15回わたくし、つまりNobody賞」に決まった荒井裕樹さんのこと

「暮らしの哲学」を先日、南足柄の山の中で読んだ。その時に、若くして亡くなった池田晶子さんを偲んでご主人他が、「わたくし、つまりNobody賞」という賞を作ったというのを知った。そのことが、頭の中にあったら、早速、「第15回わたくし、つまりNobody賞…

トルストイの『復活』を読み進めているー「いまどき、ロシア文学かよ」と思うなら思え

ロシアのウクライナへの侵攻が止まらない。ロシアはどうするのだ。プーチンよ何を考えているのだ。<大江健三郎の文学の根幹にあるのは、「核への恐怖だ」とフランス文学者の工藤庸子さんが言う。> 『大江健三郎と晩年の仕事』(講談社)のなかで、工藤さん…

暮らしの哲学 池田晶子 を読みながら考える

小田急線の開成町から箱根大雄山の保養施設オンリーユに泊まりにきた。早くついたので軽く昼食を済ませ、チェックインまでの空いた時間にベランダ で、池田晶子 暮らしの哲学 を読んでいる。46歳で早世したこの若い哲学徒の書いたものを、好んで読んだことを…

俳壇と歌壇を読んだ

<ひとひらの花ひらひらと干し布団(四日市市 福村比登美)⇒長谷川櫂選 <春の雨卒寿八十路」の長電話(立川市 星野芳司)>⇒大串晃選 <春キャベツ兎のよに食べ尽くす(浜松市 桜井雅子)>⇒高山れおな選 <踏んでるよそれが地獄の釜の蓋(武蔵野市 相坂 康…

がん「光免疫療法」ってなんだ?

「がん光免疫療法」研究所が、この4月に、関西医科大学に出来たんだという。所長に、この治療法の開発者の小林久隆さん(米国・NIH主任研究員)が就任した(NIHと兼務)。この記事は、朝日新聞朝刊(2022年5月3日)に、瀬川茂子さんという記者が書いて…