TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

箱根本箱のこと!

 先週箱根のつつじ荘に2泊してきた。ここは東京都新宿区の区民のための保養施設である。強羅から徒歩で20分、中強羅からだと5分くらいにある。もと出版社に勤めていた私G爺は出版健康保険組合の保養所「おおたいら」を利用してきた。退職すると温泉施設を利用して丘歩きをするのが健康維持に最適である。しかし頻繁に利用してきた「おおたおら」は仙石原にあり車を利用しないとアクセスが難しい。最近は車の運転が心もとないので箱根湯本から登山鉄道を利用して徒歩で行ける「つつじ荘」を利用している。新宿区民と無縁だが元川崎都民の私たちも格安(繁忙期9100円、普段は8000円)で泊めてくれる。温泉もなかなかよい。このつつじ荘の隣に「箱根本箱」という変わった名前の保養施設があった。東京お茶の水にある出版販売会社の「日本出版販売(「日販」)の保養施設である。

 ■本が売れない中で「日版」の奇策■

 本が売れない。街の本屋は軒並み消えている。出版不況が叫ばれて久しい。G爺が現役の出版社員であった20年くらい前から出版業界は転換期にあった。インターネットの普及に伴う情報伝達手段の多様化等の影響してか紙の本や雑誌は売れなくなってきた。それは更に拍車がかかているに違いない。「箱根本箱」の宿泊代金は5~6万(1泊)するらしい。先日、この施設の玄関先だけ覗いてきた。ここはもともとは日本出版販売の「あしかり」という保養施設であったという。「箱根本箱」には壁面が本棚で埋められ数万冊の本が並んでいるらしい。宿泊客は欲しい本を見て温泉に入って寛ぐことができる。この企画は日版の若い元 ダメ社員がアイデアを出して実現したという。高額な宿泊代金にも拘わらず2015年の創設いらい75%の稼働率であるという。「箱根本箱」が今後も順調に稼働していくことを期待している。貧しいG爺は本を携えて新宿区の施設「つつじ荘」に秋には紅葉を見に行くつもりである。