工藤正廣さんが、「アリョーシャ年代記」という物語を上梓したということを新聞広告で見つけた。「工藤さん書いたんだ!」と思った。実は工藤さんは北大露文の2年先輩である。1968年~1970頃わたしが21~23歳頃に接点があった。その頃から工藤さんは詩人でロープシンの「青ざめた馬」の翻訳を上梓していたと思う。五木寛之が「さらばモスクワ愚連隊」を出版した頃だろうか? その後は工藤さんにはお目にかかっていない。あの工藤さんが北大の名誉教授のいまになって、「アリョーシャ年代記」という小説(物語)を書いたというので吃驚した。「これは読まなくては」と思って楽天で注文した。アリョーシャといえば、かのドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の末弟ということになる。ともあれ、本が届いたら読んで見たい。私も及ばずながらロシアとロシア文学に魅せられた若き日があったのだから・・・。