昨日から「三歩会」という散策を再開した。四年前に連れ合いのYが小脳出血で倒れた。そのリハビリテーションのために歩行練習を始めた時に山歩きの友の協力で始まったのが「三歩会」だ。当初は自宅の周りを杖をついてそろそろ歩いた。毎日800メートル歩くのが目標だ。「千里の道も三歩から！」が文字通りの金言。爾来、四年余りが経過して、昨日はJR中央線沿線の藤野駅から藤野園芸ランド遊歩道を歩いてきた。午前10時に駅前に総勢５名が集い3時間余り歩いた。この地は15年余まえから芸術の村としてしられる。山あいの住宅地を抜けると道端に何やらオブジェが置かれている。サビた鉄せいの物体は無限やら空間やら想像やら何やらを表している？山あいの中腹には真ん中に赤いハートをあしらった角封筒が置かれてありこれは車中からもみえる。農家の庭先の門扉の隣の老木には見なれない実がなっていた。ナツメだ。棗って漢字表記はこれだろうか？さらに歩くと正念寺というお寺さんの向かいに「御衣黄」という桜の木がある。珍しい桜らしい。その先の土手には真っ赤な彼岸花が咲き誇っていた。今年は台風と温暖化のためだろうか彼岸を越えて彼岸花が漸くさいた。流石に見事だ！野の花は野に置け！
(2019年9月29日)
