風邪が治らない。禁酒2日目だ。夕食時に酒類を飲まないと食事時間がかかる。矛盾するようだが口が寂しいので咀嚼に時間をかける。食物をひたすら噛んで自然に嚥下が起きるのを待つ。こうすると食事に時間がかかるだけでなく嚥下と同時に吸収され満腹感が生じる。この食事方法を1か月もやれば直ぐに体重減少するのではと思う。しらふで生きるとはこういうことかと思う。
町田康さんはこんなことを言っていた。「ひとは幸せに生きようとしなくていいのではないか？」幸せを求めることを止めれば酒をやめられる。退職してから、私のサラリーマン生活は良かったのか失敗ばかりだったのではないのか、そんな自己評価を求めてきた。実はこのブログで書いていることも懐古録で悔悟録のつもりと思っていた。「私はこれまで十分に幸せだったのではないか？」そうだとすると、さらに酒を飲んで一時の幸せを求めるのは贅沢なんだろう。
