TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

中村哲医師が銃撃され死んだ

  中村 哲さんが、アフガニスタン東部のジャラバードで2019年12月4日朝、車で移動中に銃撃され死んだ。中村さんは現地の人道支援に取り組んできたNGOペシャワール」の現地代表だ。新聞報道によると運転手など6名が亡くなった。中村哲さんは医師であり現地で感慨工事の援助活動をしていることは知っていた。今回も同国東部で進めている灌漑工事の現場に向かう途中だった。2008年に同会の伊藤和也さん(当時31歳)が殺害される事件があり、警備をつけて活動していたが待ち伏せされたようだ。なぜ武装勢力人道支援をしている外国人を標的にしたのだろうか?事件があったシャラバードは、タリバーンやIS(イスラム国)の支部組織、アフガン政府軍が三つ巴で戦う激戦地だと言う。中村さんは73歳だから私とたぶん同学年だろう。この類まれな人材がこうして倒れたことが残念だ。いたずらに馬齢を重ねている私だがよき人のことは分かる。中村さんは同年代の日本人の誇りだ。
 ■ペシャワール会とは■
 パキスタンで医療活動に取り組む中村哲医師を支える目的で国内の賛同者らが1983年に設立したNGOだ。1986年からアフガニスタンでも人道支援活動を始めた。アフガニスタンでの大干ばつ(2000年)の際に、「病気の背景にあるのは食料の問題だ。農地の回復が先決だ」と、2003年から灌漑用水路の建設に着手した。約1600本以上の井戸を掘り、水源確保や現地の緑地化に貢献してきた。

 なんで現地のために働いてきた中村さんを襲撃したのか?怒っても怒りきれない。原因の解明と再発予防を切に願う。