TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

令和弐年―ゴーン被告自家用ジェット機でレバノンへ、そして多様性と!

 令和弐年元旦が暮れようとしている。元旦のビッグニュースは会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65歳)が保釈条件で禁止されていた海外渡航を破ってレバノンへ自家用機で飛んで行ったこづ。12月31日「私はレバノンにいる」との声明を自ら発表した。ことの良しあし今後の展開は何れ報道されてくるだろう。それよりこんなことが可能なのだと驚愕した。

 元旦の朝日新聞を読んでいたら多様性(ダイバーシティ)というキーワードが目についた。人はそれぞれ違っていいのだということはここ数年LGBTの動きやその他で目にして関心を抱いてきた。「多様性って何だ―誰も否定されないこと」というタイトルで生物学者福岡伸一さんとブレディみかこさん(保育士-ライター)の二人が実に味わい深い対談をしていた。興味ある件を少し引用する。
 福岡 昨夏、出版された「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」、アイルランド人のパートナーとの間に生まれた息子さんが、英国の中学で多様なルーツを持つ友達交流や貧富、差別などに直面しながら成長していく話です。その中で、「なぜ多様性が大事なのか」と尋ねる息子さんに、ブレディさんは印象的な返答をしています。
 ブレディ 「うんざりするほど大変だし、めんどうくさいけど、多様性は無知を減らす」と息子に答えました。

 福岡 「銃・病原菌・鉄」や「文明崩壊」などの本で知られるジャレッド・ダイアモンド博士と話したとき、こう言っていました。どの民族にも例えば、「殺すな、盗むな、うそをつくな」という戒めは共通してあるけれど、「他人に迷惑をかけるな」という戒めを重視する民族は日本人だけである、と。
 ブレディ へぇー、面白いですね。「迷惑をかけない」という気持ちは、日本人の場合、行為だけでなく服装などにも及びますね。人を不快にさせない、集団から目立たない、といった理由で身なりをきちんとするわけで …等々。  

 上に紹介した対談はとても面白かった。「多様性って何だ?」はシリーズで掲載していくという。変わり者で偏屈な田舎者でもいいではないかと私も開き直って生きることにした。「多様性」は令和のキーワードとして注目したい。