TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

慢性疲労症候群のこと

 慢性疲労症候群(CSF:Chronic Fatige Syndrome)が一般に知られたのは今から20年ほど前のことだった。原因不明で当初は免疫異常や原因不明の感染症ともいわれていたように記憶する。最近はこの病のことを余り聞かなかった。ところが,、朝日新聞(2020年2月22日)朝刊で興味深い記事を目にした。記憶と記録のために概要を纏めておく。

 ■慢性疲労症候群 血液中に「目印」■
 三重大や理化学研究所などの研究チームが、慢性疲労症候群の患者を見分けられる血液中の目印(マーカー)を見つけたのだという。研究チームは、血液中を循環する直径10~数百ナノメートルの「ナノ粒子」に着目した。患者99人と健康な53人を調べたところ、患者にこのナノ粒子が多いことを突き止めた。うつ病や亜急性疲労の患者と比べると、慢性疲労症候群の患者のナノ粒子の中に特徴的なたんぱく質が多くあることもわかったという。「目印となる粒子の出所がわかれば、発症の仕組みの解明につながる可能性もある」と三重大の研究者の言だ。ということは、今までのところ、慢性疲労症候群の原因も「発症の仕組み」もまだ解明されていないということだ。まだ、こんな段階なのだ。
 ■慢性疲労症候群とは?■
 慢性疲労症候群とは、突然重い疲労や微熱などが出て、半年以上症状が続く。国内の患者は約30万人と推計される。周囲に「怠けている」と誤解されることもある。世界的に研究が進められているが、詳しい発症のメカニズムはまだわかっていない。

 驚いた。慢性疲労症候群の研究は25年たっても余り進んでいないようだ。