TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

3.11に映画「パラサイト」を観てきた!

 ホン・ジュノ監督の映画「パラサイト」を観てきた。3.11の今日は令和元年の確定申告を行い医療費の還付請求を行った。その足でアルテリオ映像館に行った。パラサイトは是非ともみたいと思っていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を恐れて躊躇していた。招待券の期限が3月20日なので思い切って出かけた。10時開始なのだが余裕をみて9時30分にはチケットを入手した。なんと順番が9番であった。やはり観客は少ない。収容200人くらいの映画館だが、20数名の観客のみであった。

 「パラサイト―半地下の家族」は、想像通りの刺激的なて展開であった。この映画は、第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドール賞を受賞した。さらに、米国のアカデミー賞をも受賞した。トランプ大統領が「なんで韓国人の監督に米国のアカデミー賞をやるんだ」と批判したとかも漏れ聞いた。
 半地下の家族の住宅は大水の折に水が流れ込んで壊滅状態になったりする。全員失業中の一家が目指す高台の豪邸には誰にも知らない秘密があった。この豪邸には北の脅威に備えてのシェルターとしての地下室が隠されていたのであった。エンディングの修羅場はチョット無理な展開にも思えた。匂いがする(英語でスメル)が1つのキーワードであるように思った。半地下に住む家族には、混んでいる地下鉄の車内のような<匂いがする>らしい。この、<匂い>が格差社会の現状を示すキーワードであった。去年、評判になった是枝監督の「どろぼう家族」と違ったもっと凄い社会の底辺を覗かせていた。エンディングで、半地下家族の長男が、「ぼくはある計画を立てた。お金を貯めてこの豪邸を買い取る。父さんは、地下の隠れ家からただ出てくればいいんだよ」とモールス信号で父に知らせる。恐らくは実現しない「計画」のことを・・・・。