「背高泡立草」を読んだ。第162回芥川賞受賞作だ。読んでいたら途中で全く違った話が入っていた。何回かに分けて読んだので訳がわからなくところだった。読了して選評をよんだらこの作者の書き方なんだとわかった。作者の古川さんは国学院大学を中退して兄さんの所に居候して書いていたようだ。下手に勤めなんかしないところが凄い。それにしても文学とはひとの生きる姿を切りとり表現するすることとよく分かった。何も変わった生きるかたちではなく雑草を刈るところにも人のいきる意味というかすがたというか文学の材料があるのだと知った。