TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新聞記事「オトナの保健室」から

 昨日は、島尾敏雄の「死の棘」を読んでを書いた。この小説は、そもそもが主人公トシオの浮気から始まっている。そのことを記した夫の日記を読んで知った妻ミホは狂っていく。「あいつをあなたは喜ばせていたの? 私にもあいつにしたようにしてちょうだい」みたいなことも言っている。つまり、表現は赤裸々ではないが永遠の愛はセックスの独占でもあるわけだ。
 今日は標題の新聞記事に触発されて書く。最近、セックスに対して女性の側からの発言が出てきた。もともと女性は本当は強くて大胆なのだ。突き抜けた女たちの系譜についてあ、宇野千代瀬戸内寂聴佐藤愛子、古くは紫式部のことを先日触れた。上述のような突き抜けた強い女性のいる一方で、結婚における女性の側の性は受け身が一般的であった。「結婚しても子なきはされ」のように、かつての家の制度の時代には、女は産む機械のように思われてきた。しかし、近年、セックスにおける女性の立場は変わってきた。女性というより、LGBTの動きのようにジェンダー(性)の多様性が表に出て認められるようになってきた。さて、ここでは表題のテーマに触れたい。


 <結婚後しばらくして始まった夫の性行為の強要。苦しんでいた女性(41)はDV相談で「夫婦間でも、それはレイプ」と認めてもらい、離婚を決意できたといいます。>ゴシック体で記述」されているこの記事の冒頭だ。夫婦であっても同意のない行為は性暴力ということだ。

 この記事では、あなたの「モヤモヤ」募集します、として読者からの投稿を募集している。「夫婦間性暴力」という言葉が耳慣れないのは、我慢してやり過ごしてきた人が多く、まだ語られていない問題だからかもしれません。セックスには2人の関係性が凝縮されているとの指摘。どう受け止めましたか。あなたの困りごと感想を聞かせてください」


 既に、男性からの以下のような投書が載っていた。<共働きで、家事や子育ても私なりにこなしてきました。でも、妻にセックスを拒否され続け、子どもたちもそっけない態度。「自分なんかいなくても・・・・」「死にたい」とさえ思い、SNSで似た境遇の女性を探してしまいます。(49歳、会社員)>

 子どもを産むのは男女の共同作業であるかから、「イクメン」などと言わなくとも、男が子育てに関わるのはよいことだ。それはそれとして、上記の男性会社員のように、「男はつらいよ」というう面も大きいだろう。「オトナの保健室」の記事にG爺の私も興味を惹かれたのでとり上げた。