TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

レムデシベルってなんだろう

 「レムデシベル承認へ 厚労省 新型コロナ薬 月内承認へ」という記事が朝日新聞(2010年5月3日)に出ていた。この機会に、レムデシベルについて記録しておきたい。

 ■1本鎖RNAウイルス―エボラウイルス新型コロナウイルスC型肝炎ウイルス

 レムデシベルは米国のギリアド・サイエンス社で開発されたエボラ出血熱に対する薬である。エボラ出血熱の原因はエボラウイルスである。エボラウイルスは1本鎖RNAウイルスの一つで、モノネガウイルス目、フィルウイルス科、エボラウイルス属と言うらしい。製薬企業のギリアド・サイエンス社は、C型肝炎ウイルスの飲み薬ハーボニー(レジパスビル+ソホスブビル)を開発した会社だ。新型コロナウイルスは1本鎖RNAウイルスでありウイルスの仲間としてC型肝炎ウイルスと同じである。薬の効き方は、ウイルスの遺伝子増殖を阻害することでウイルスの増えるのを防ぐ方法なので、ハーボニーもレムデシベルも作用機序としては同様である。

 ■「特例承認」に着手■

 厚生労働省は、4月2日に、抗ウイルス薬レムデシビルを、として新型コロナウイルスの治療薬として使用できるように、特例承認の手続に入った。もし承認されれば、新型コロナウイルスとしては国内初となる。一方、米国では既に食品医薬品局(FDA)が4月1日に、新型コロナウイルス治療薬としてレムデ死シビルの緊急時の使用許可を出している。重症の入院患者が対象とのことだ。FDAは副作用として肝臓の炎症や細胞損傷、低血圧、吐き気、発汗、悪寒を挙げている。
 レムデシビル以外の治療薬の候補では、新型インフルエンザの治療薬「アビガン」が注目され、開発元の富士フィルム富山化学3月末から治験を進めている。複数の病院で倫理委員会が承認し、医師による観察研究として処方されている。新聞報道やSNSによれば、新型コロナウイルスの治療に際してアビガンが投与されているようである。しかし、これとても実際に効いたのか、あるいは自然治癒だたのか判断はついて入ないのが現状のじょうだ。文字通り、新型コロなウイル酢治療薬に関しては、藁にも縋るおもいである。エイズ治療薬「カレトラ」、膵炎治療薬「フサン」、マラリア治療薬なども、国内外で臨床治験が行われているとのことだ。