TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

恋の匙加減

 室井佑月さんと前の新潟県知事の米山隆一さんが結婚するとかしたらしい。週刊誌(文春かな)が二人の関係をスクープしたかしそうなので早く公表したとのことだ。米山さんはつ一年くらい前に女性問題でたしか知事を止めたのだった。医師で弁護士で新潟県知事でそれでも独身であった。灘高校から東大医学部を出た。まだ51歳だ。ということは30年くらい前に私が本郷で医学系出版社で働いていた頃に本郷ですれ違っていたかもしれない。弁護士には何時なったのだろう。普通のひとならとてもなれない資格を二つながら取得してしまう。これは驚きだ。一方の、室井佑月さんは作家で、もとはこれも作家の高橋源一郎さんの妻であったという。高橋源一郎さんは新聞等で名前をよく見て興味を持っている同時代の作家である。しかし、高橋さんの書いたものは何も読んでいない。今回、どういう経歴か調べてみたら実に興味深いひとだ。実は作品は一つも読んだことがない。「ポストモダン文学」という分野なんだという。1981年に群像新人長編小説賞優秀賞、1988年に三島由紀夫賞をとっている。室井さんは4番目かの奥さんで、今は5番目の奥さんと暮らしており、二人の子供もいるとのことだ。69歳だからまだ若いのだ。これは突き抜けた男なんだと知った。なにか一つくらいは読んでみたい。

 閑話休題。突き抜けた女の代表格である瀬戸内寂聴さんが白寿(99歳)を迎えたと新聞の連載欄で書いていた。51歳で出家して男断ちしてから48年がたったと書いていた。誕生日には毎年花束が花屋を開店するくらい届くのだが今年はコロナ禍のために来ない。その代り、4歳のときに捨てた娘が76歳になっており母の日にお祝いの電話をくれたと書いていた。親と娘の関係も不思議なものだ。娘をひとり生んだがために三人の孫と六人のひ孫が瀬戸内さんにはいるのだという。ところがひ孫は外国にいて日本語を介さないので私の文才を誰も理解しないと書いていた。恋の匙加減もすべてが恩讐の彼方へということだろうか?