TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新型コロナウイルワクチンはいつできる?

 子どもの頃にBCGを打ったのをよく覚えている。ツベリクリンを腕の内側に打っって、数日後が赤くなるその大きさで陽・陰性を判断した。注射の後が何の変化もないと陰性ということで、再度のBCG注射をしなければならなかった。注射が嫌でツベルクリン注射の後を指で揉んで陽性を装うたりする輩もいた。

 ■一本の注射針でBCG接種を複数の子どもに■
 注射の際には、一本の注射針で5~6人の子どもたちにBCGを注射した。これが後になってC型肝炎B型肝炎の集団感染の原因ではないかということになった。私は51歳のときにC型肝炎ウイル肝炎の抗体が陽性であるると判明した。抗体を持っているということは、過去の何処かで、C型肝炎ウイルスに感染したということになる。私は輸血を伴う手術をしたことも大きな外傷も負ったことがない。
 さて、ワクチンって何だろう?今日は、記憶と確認のためにワクチンについてまとめてみる。
 ■ワクチンとは?■
 ワクチン(vaccine)は感染症の予防に用いる。病原体から作られた無毒化あるいは弱毒された抗原を投与することで、体内の病原体に対しする抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得する。18世紀の末に、一度罹患したら再び罹患しない事実からエドワード・ジェンナーが天然痘のワクチンを発見して、その後にルイ・パスツールがこれを弱毒化した。弱毒生ワクチン、あるいは生ワクチンと呼ばれる。これに対して、不活化ワクチンは抗原のみを培養したもので複数回の接種が必要となる。

 ■新型コロナウイルスワクチンを探る■
 新型コロナウイルのワクチンの開発は急ピッチですすめられている。猛威を振っている新型コロナウイルと私たち人間が共生していくには、ワクチン開発と、大勢の人が感染しても発症せずに抗体を獲得するという集団免疫の構築を待つしかないのだろうか。
世界保健機構(WHO)によると、新型コロナウイルスのワクチンは130種類を超す研究が進めれれている。10種類がヒトで安全性や有効性を調べる臨床研究に入っているとのことである。
 日本でも大阪大学などの研究チームが新型コロナウイルス対するワクチン3種類の開発を進めている。朝日新聞夕刊(2020年6月3日)に、瀬川茂子さんという記者が「ワクチンー3種で探る」という見出しの記事を書いていた。一面で大きく報じている。これはわかりやすい記事なので引用しなが纏める。
 大坂大学微生物研究所では、3つの方法でワクチン開発を進めている。一つは、昆虫の細胞に感染する「バキュロウイルス」をワクチン作りに利用する。これはVLPワクチンという。これにはコロナウイルスそのものは不要だという。もう一つは、ウイルスの遺伝情報をいれる「DNAワクチン」の開発である。また、ウイルスの一部を体内に入れる、従来型の「不活化ワクチン」の研究も進めれれている。

 いずれにせよ、10年先などではなく一刻も早く新型コロナウイルスのワクチンが開発されるのを待っている。