TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

iPS視細胞移植

 iPS細胞を用いた再生医療では、これまでに目の組織をはじめ、神経や心筋などについての臨床研究が進められている。2020年6月12日付の朝日新聞朝刊に、網膜色素編成の患者対象に、iPS視細胞移植の臨床研究了承の記事が出ていた。明るい話題なので、記憶と記録のために再掲する。
 iPS細胞からつくった「視細胞」を失明の恐れのある網膜の病気の患者に移植する臨床研究を、神戸市立神戸アイセンター病院などですすめているのだという。今回の計画は、iPS細胞を視細胞の元になる
網膜の組織に変化させ、シート状にして患者に移植して、再び正常に光を受けとめられるようにするのがねらいである。移植には、京都大学iPS細胞研究所が健康な他人からつくって備蓄しているiPS細胞を使う。今回は、神戸アイセンター病院で手術して、腫瘍ができたり拒絶反応はないか、安全性を1年後に評価する。この臨床研究の成果に期待して注目していきたい。