TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

コロナ重症者に幹細胞 国内初の治験(11日、朝日新聞の記事から)

 「コロナ重症者に幹細胞 国内初の治験」という新聞記事を読んだ(2020年6月11日 朝日新聞夕刊)。この区内初の治験はロート製薬が行うのだという。ロート製薬と言えば、あの目薬のロートではないか。調べてみたら、ロート製薬は、目薬だけでなく、メンソレータムの会社も買い取ったりして、今ではいろいろな分野に進出しているようだ。上記の記事は興味を惹かれたので概要をまとめておきたい。
 新型コロナウイルス感染症の重症化は、免疫にかかわるたんぱく質が暴走して細胞を傷つける「サイトカインストーム」が関係しているといわれている。つまり、新型コロナウイルス感染により、いわゆる自己免疫疾患になるということのようだ。これに対して、ロート製薬臨床試験の計画はこうだ。他人の脂肪組織からつくった幹細胞を、人工呼吸器を装着するなどしたコロナウイルス感染重症者に、週に1回1億個の細胞を計四回静脈に注射する。大阪大学病院に入院した患者を中心に6人で有効性や安全性を調べる。これは治験(臨床試験)」というが人体実験であるな、と思う。どのみち、有効な治療法がないのでダメ元で行うということだろう。このような治験は、大阪大学では行うが東京大学ではできない、のかもしれない?
 ロート製薬などによると、米国では骨髄からつくった間葉系幹細胞を中等症や重症の患者12人に使ったところ、9人が10日以内に人工呼吸器を外すことができたする結果もあるという。興味深い記事だ。これは朝日の記者(市野塊、戸田政孝両名)の署名記事だ。