TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「iPSから心臓組織移植へ「」の記事に思う

 iPS細胞からつくった心臓組織のシートを重い心不全の患者に移植する臨床研究を京大のチームが計画して、学内の倫理委員会で承認をえたとのニュースが新聞に出ていた(朝日新聞朝刊、2020年6月19日)。国の承認が得られたら移植に着手するとのことだ。移植したシートからでる物質で心臓の血管を再生させる狙いで、シートを多層化することで効果がい見込めるという。iPS細胞由来の心臓組織を移植る研究は阪大が先行しており、次の慶応義塾大に続き3例目になるとのことだ。シートの製造を担う京大発のベンチャー企業アイハート・ジャパン」によると、iPS細胞研究財団が備蓄している他人のものを使う。移植する細胞の数は数千万個。動物実験では、心臓と移植した組織との間で血管がつながり、移植後3カ月たっても貼り付いたままだったとのことだ。この記事は、野中良佑さんの署名記事だ。野中さんが、取材してまとめた気なのだろう。画期的な内容なので、記録と記憶のために概要を再掲した。研究の進展が待たれる。

 それにしても、ンタン研究は、「西高東低」ともの感が否めない。本日触れた、研究は臨床研究、それも実験的なものではあろう。重い心不全の患者さんは、「藁をもつかむ思い」で研究の成果を待ち望んでいるだろう。本日、別稿で触れた、福岡さんの「動的平衡」に擬えれば、自然(ピュシス)に反するのかもしれない。とはいえ、医学医療の進展はの万人の望みでそれもピュシスとロゴスの鬩ぎあいなのだろう。モータルナ存在としての人はそれでも一日もながく生きたいと思うのが自然である。