理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、2020年6月22日に発表されたスパコンの計算速度ランキング「TOP500」で世界一になったと新聞に出ていた。興味を惹かれたので、記憶と記録のためここに記載する。
発表によると、富岳の計算速度は1秒間に41.6京回であるという。昨年まで首位だった米国製のスパコンンを2倍以上引き離しという。なんで急にそんなに速くなったのだろう。日本の先代のスパコン「京(けい)」以来、9年ぶりの快挙である。開発費は国費だけで1100億円だという。中国が、富岳の倍のスピードで開発を急いでいた新型が間に合わなくて「ナンバーワン」の座が手に入ったとのことだ。ということは、この順位は何れ入れ替わるのだろうか?
ちなみに、2位以下のランキングは以下のようだ。
2位: 米国 サミット 14.9京回/秒
3位: 米国 シエラ 9.5
4位: 中国 神威・太湖之光 9.3
5位: 中国 天河2A 6.1
12位: 日本 ABCI 2.0
23位相当: 京 1.1 (撤去済み)
28位: 日本 つばめ 3.0
富岳の本格稼働は来年度の予定だが、既に新型コロナウイルス感染症対策の研究で実績を上げ始めているという。(2020年6月23日 朝日新聞朝刊より)
明るい話題で興味がわいたので、本日のブログに記録した。そもそも数の単位である「京(けい)」の大きさが私には、皆目わからない。「京(けい)」は、兆の1万倍のことだという。10の16乗だという。