「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」
こんな俳句（川柳かな）があった。1964年の東京オリンピックの前に東海道新幹線が開通した。あの時から56年が経過した現在（2020年）では、九州から北海道まで新幹線網がはりめぐされた。1966年に私は北海道大学に入学して、上野駅から夜行寝台特急で青森まで行った。青森から函館へは青函連絡船で渡り、函館からまた列車で札幌へ行った。一昼夜24～26時間くらいの時間を要した。「ああ上野駅」「津軽海峡冬景色」などという歌謡曲が人気だった。
閑話休題。リニア中央新幹線の試験線路が山梨県にある。近くの道の駅からその線路を見ることができる。当初の開通予定2027年なら、存命していれば乗れるかもしれないと思っていた。この０開通が遅れるようだ（2020年6月27日,朝日新聞記事）。
開発しているＪＲ東海と静岡県内の工事に関して静岡県知事（川勝平太知事）との間で、開発をめぐる環境問題をめぐって意見が一致せずに工事が遅れるとのことだ。このリニア新幹線開発をめぐっては色々な問題を含んでいる。リニア新幹線は、東京・品川から私たちが棲んでいる神奈川県川崎市の下のトンネルをを通って、最初の駅が神奈川県橋本にできることになっている。地元の川崎市麻生区の周辺でも工事をめぐって説明会が開かれたりした。リニア新幹線はほとんどが地下トンネルなので、地下水の問題、周辺に及ぼす振動、等々いいろの問題が生じているようだ。
