TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

泉鏡花の『黒猫』を読んだ!

 先日来、泉鏡花全集を第2巻から少しずつ読んでいる。『黒猫』を読み終えた。なんとも、奇妙なというか、奇怪な恐い物語である。これは、新聞小説だったのだろうか?話の展開は、リズム感のある文体でスリリングに進む。怖い話である。
 泉鏡花は、金沢の生まれで、第四高校(現・金沢大学)の受験に失敗して、上京し手を尽くして、読んで憧れていた尾崎紅葉内弟子になる。紅葉の書生(下働き)をしながら、師の紅葉の指導と推薦を受けて小説家になった、と経歴に書いてあった。
 ここで、『黒猫』のあらすじを紹介しようとしたが止める。これまで読んだ作品〜『外科室』、『貧民倶楽部』『黒猫』の3つとも実は荒唐無稽のような物語である。いずれも怪奇小説的な趣がある。もう少し読んでから、泉鏡花についての解説本を読んでみようと思う。