TomyDaddyのブログ

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私の「医人」たちの肖像― (54 ) 小西正一さんと「第1ニューロエソロジー国際会議・東京」~1986年9月1日(月)

(54)小西正一さんと「第1回ニューロエソロジー国際会議・東京」~1986年9月1日(月)

第1回ニューロエソロジー国際会議が、1986年9月1日(月)~9月5日(金)、東京・四谷の上智大学で開かれた。この折に、米国在住の動物行動学者である小西正一さんの特別講演を聞いた。
■第1回ニューロエソロジー国際会議―東京■
●1986年9月1日~6日:

 この国際会議を、青木 清先生(上智大学教授・生命科学研究所長)が主催した。青木 清先生は、北海道大学理学部生物学科の出身である。この学会を取材して、「第1回ニューロエッソロジー国際会議開催」のタイトルで、医学界新聞・第1718号で掲載した。小西さんの特別講演も概要を紹介した。
動物行動学と神経科学の橋渡し
 小西さんは、フクロウが音を手がかりに獲物を見つける行動や鳥のさえずりの学習の研究から、動物行動学と神経科学の橋渡しをした。渡米以来、一貫して米国で研究を続け、1990年に国際生物学賞、2014年に山階芳麿賞の特別賞を受賞している。
 小西さんは、1933年2月17日、京都で生まれた。1956年北海道大学理学部生物学科を卒業して、1958年に渡米した。1963年にカリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得した。その後、マックスプランク研究所、ウイスコンシン大学、プリンストン大学を経て、1975年よりカリフォルニア大学教授を務めた。1987年に国際ニューロエソロジー学会会長を務めた。
 最近、作家の五木寛之さんと京セラの稲盛和夫さんの対談本を読んだ。五木さんが興味深いことを話していた。札幌農学校の初代教授の一人、クラークさんが残した言葉として、”Boys , Be Ambitious!”がある。この言葉は、「少年よ、大志を抱け!」と一般に言われている。この後に、”Boys、Be Ambitious for ・・  ”が続いているはずだ。「何に対して大志を抱くのか」が大事だと言っていた。
 「生物学」の研究に大志を抱いて、小西さんはアメリカにわたって行ったのであろう。そして、米国に骨をうずめるに至った。小西正一さん(生物学者・米カリフォルニア工科大学名誉教授)が、7月23日に亡くなった、という訃報(朝日新聞 2020年7月27日)で知った。87歳とのことだ。小西さんの一生はどんなものだったのだろうか。北海道大学の同窓生として小西さんの講演を聞けたことは幸いであった。小西さんはたった一度、講演を聞いただけなのだが、記憶に残る方なので、シリーズ私の「医人」たちの肖像にとり上げた。
(2020.7.29)
(私の「医人」たちの肖像―〔54〕小西正一さんと「第1ニューロエソロジー国際会議・東京」~1986年9月1日)