TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『シュマリ』(手塚治虫)と『北海道人―松浦武四郎』」(佐江衆一)を読み始めた

 『シュマリ』(手塚治虫)と『北海道人―松浦武四郎』」(佐江衆一)を読み始めた。2冊とも稲城図書館で借りてきた。両方とも北海道というかその開拓時代のお話である。『シュマリ』は、1974年頃に漫画雑誌「ビックコミック」に連載されたものの単行本である。この連載を私は読んでいないので新鮮に感じながらよんだ。手塚の漫画は、『鉄腕アトム』が有名だが、一方で、『火の鳥』とか神話の世界を持ち込んだような壮大な構想のものが多い。『シュマリ』も未開地であった北海道、江戸末期から明治初頭の物語である。北の大地の北海道と言えば昔はアイヌ民族の住処であった。開拓への夢は尽きないが同時に壮絶な辛苦と悲劇が繰り返されたことも事実である。
 もう一つの『北海道人―松浦武四郎』の著者が、佐江衆一であるのに興味を持った。佐江衆一は、『黄落』が刊行されたときに話題になった。これは父親の介護をめぐる佐江さんの実話に基づいた話であった。80歳を過ぎて老人ホームに入った父親が恋をして結婚したいと言い出したりして、翻弄される息子の目から書いていた。『黄落』は演劇にもなった。その上演を池袋のメトロポリタンに観に行った。ともあれ、この佐江さんが北海道の名付け親ともいえる松浦武四郎の物語を書いたのである。なんで、佐江さんが北海道なのかとおもっていたら、以前に『北の海明け』という小説で新田次郎賞を貰っている。佐江さんは北海道が好きなんだと知った。

 上記2冊の読後感想は読み終えてからまた書くことにする。