TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

コロナ分科会 感染状況6つの指標を提示

 新型コロナウイルスの感染者の拡大が止まらない。既に緊急事態宣言のでた4月7日時点よりも、1日の大幅な感染拡大が続いている。政府も経済対策と感染防御の板挟みで悩んでいるのではと伺われる。現状把握のために本日の新聞より(2020年8月8日朝刊)現状をまとめる。したがって、数字は7日締めのものとなる。実際は既に大幅に増えている。
 新型コロナウイルスの国内の感染者が8月7日、過去最多の1608人に上った。1千人を超えるのは4日連続であり、大阪、沖縄、滋賀、秋田の4府県で最多を更新した。秋田は初期のころは殆ど患者は出ていなかった。この時点で増えてきたのは何が原因なのだろうか、と思ったら次のようなことだ。社会人バスケットボール社会人リーグに加盟する「JR東日本秋田ベッカーズ」の選手と、その家族、スタッフら計14人が感染したのだという。集団感染である。
 東京都は過去3番目に多い462人。20代が186人、30代が118人で、合計で全体の66%を占めた。40代が68人、50代が33人、60代と10代が各19人と続く。7日の時点で感染経路の分からない人は全体の67%の309人に上った。大阪府の255人、滋賀県の31人も過去最多であるという。沖縄県では100人で初めて3桁となり、離島の宮古島市石垣島市で計3人、西表島竹富島)で2人が感染した。昨年の12月に宮古島、今年の1月に沖縄那覇へ旅したばかりだ。この状況では沖縄にも行けそうもない。
 私の住んでいる神奈川県でも107人の感染が確認され、累計で3059人を数える。大坂の5427人に次いで三番目に多い。地元の川崎市宮前区でも宮前スポーツセンターのインストラクターが感染したとのことだ。本日も午後13時から麻生区スポーツセンターで合気道の稽古をしてきた。マスク着用で気をつけてはいるが薄氷を踏む思いである。

 新型コロナウイルス感染者対策分科会により6つの指標■

 政府の有識者会議「新型」コロナウイルス感染症対策分科会」(尾身茂会長)は、8月7日に、感染状況を4段階で評価するための指標をとりまとめた。病床使用率や人口10万人あたりの療養者数など6指標を中心に、医療提供体制への負荷のかかり具合などを測り、国や都道府県に感染の進行度を判断する目安にしてもらうのだという。指標は次の6項目だ。
 (1)病院の逼迫度合い→各地域で判断しろということか?
 (2)人口10万人あたりの療養者数→療養者数とは何の病気でも含むのか?
 (3)PCR検査陽性率→自覚症状がなくても、念のためのPCR検査も受けられる?
 (4)人口10万人あたりの1週間の新規感染者数→この指標はわかりやすい。
 (5)前週と今週の新規感染者数の比較→これも分かりやすい。
 (6)感染経路不明の割合。

 具体的な説明は次のようだ。(1)では、最大限確保できる病床全体の使用率が20%以上(または現時点の確保病床の25%以上)などの場合に「感染急増段階に」にあたるステージ3へ、50%以上の場合に「感染急増段階」にあたるステージ4に移行しつつあるとみる。(2)では、15人以上でステージ3に、25人以上でステージ4に移行しつつあるとみる。尾身さんは、「ステージ4んのボタンを押すときは、緊急事態宣言を出す時期だ」としているとのことだ。7日の分科会で配られた政府作成の資料によると、東京都の場合は次のような数字であるという。(1)のうち現時点の確保病床が43%、(2)が23.4人、(3)が7%、(4)が17.41人、(5)が1.34倍に増加、(6)が59%。(3)以外は、ステージで示した指標の数値に達している。提言では、「一つ一つの指標で、機械的に判断するのではなく、『総合的に判断』して、感染の状況に応じて積極的かつ機動的に対策を講じていただきたい」としているとのことだ。
 政府も、こうした指標や感染状況分類を各都道府県が対策を講じる際の「参考」に示すにととどめる考えで、国の基本的対処方針にも反映しない、としている。

(上記はの内容は、中田絢子、山本知弘さんの署名記事から引用して概括した。)

<私の感想とコメント>分科会の指標はかなり緩めであるように思う。それと「具体策は地域任せ」の感は否めない。一方で、愛知県のように既に緊急事態宣言を独自に出している県もある。初期の専門家会議の提言があたかも政府の指示のようにとられた(私も重要な提言として聞いていた)ので、分科会は慎重な指標を提示したようにも思える。また、政府は政府で再度の緊急事態宣言の発令には後ろ向きのように感じられる。そんなことにならないで新型コロナウイルスが収まって欲しいのは私も同じであるが、上に立つ方々には的確な判断をして欲しい。

 ■世界の感染者数■
 世界の感染者数は、1910万2072にん(+28万7894人)、死者71万5024人(+7263人)となった。アフリカでの感染者数が累計で100万人を超えた。死者数も2万2千人に上っている。