新型コロナウイルスワクチンの開発が各国で進められている。日本とも関係の深い米国ファイザー製薬のワクチン開発も進んでいるようだ。
標題のような記事が朝日新聞朝刊(2020年8月12日)に載っていた。記憶と記録のために概要を纏めておきたい。モスクワより石橋亮介さんという記者の外信だ。
「ロシアのプーチン大統領は8月11日、ロシア国内の研究機関が開発した新型コロナウイルスのワクチンを、同国政府が世界で初めて承認したと発表した。安全性と効果は確認されたとして、早ければ8月末にも医療関係者や教員らへの集団接種を始めるという。・・・ただ、このワクチンは国際的に求められている3段階の臨床試験(治験)のうち、大人数に接種して効果や安全性を確認する最終試験が終わっていないため、信頼性を疑問視する声も上がっている。」
新型コロナウイルスのワクチンの開発成功は鶴首して待たれるが、拙速は避けるべきだろう。上記のロシアのワクチンは、治験における第3相試験を経ていないので、不安材料は否定できない。ともあれ、信頼できる結果を期待したい。