TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

iPS心筋細胞 移植計画を了承〜厚労省部会 慶応義塾大が実施へ

 iPS細胞を用いた心臓病の治療の臨床経計画が大阪大学に続いいて慶応大学での実施が厚労省で承認された。
 これはiPS細胞から心臓の筋肉の細胞(心筋細胞)をつくり、重い心不全の患者の心臓に注入して移植する慶応大の臨床研究だ。京都大学iPS細胞研究所が健康な第三者からつくり備蓄しているiPS細胞から「心筋球」と呼ばれる心筋細胞のかたまりを作製する。心臓を収縮させる心筋細胞の働きが悪くなる「拡張型心筋症」の重症患者3人(20歳以上75歳未満)に対し、心臓に影響を与えないとされる特殊な針を使って5千万個分の細胞を心臓に注入する。心筋細胞にうまく変化できなかったiPS細胞があると癌化しやすい。特殊な培養液をつかい、こうしたことが起きないようにする。
  拡張型心筋症の重症患者は国内に数万人いるとされるが、根本的な治療法は心臓移植しかない。関係学会でつくる基準で、国内では移植は原則として65歳未満しか認められていない。移植自体も作年は成人で67例と限られている。
 この臨床計画をは、慶応大の福田恵一教授(循環器内科)によって主導されている。福田教授は、「25年かけて着実に技術を完成させてきた。やっと、ここまで到達できた。できるだけ早く製品化していきたい」と会見で話したとのことだ。
 (上記は、2020年8月28日 朝日新聞朝刊に載っていた記事からまとめた。市野 塊、後藤一也さんの署名記事だ)。

<コメント>iPS細胞の臨床応用には興味があるので今回取り上げた。実際に取材活動もしていないし、科学雑誌も購読していないので、どうしても新聞記事が情報入手の手段となる。iPS細胞の臨床応用は、神経領域、眼科領域、そして今回の心筋症の治療の3っつだろうか?