認知症の第一人者が認知症になった。長谷川和夫さんのことはこのブログで何度も触れた。「認知症とは特別な状態に移ってしまうのではなくて、連続していると思う」と長谷川さんが言っているのが新鮮でかつそうだろうと思った。
「ボクはやっと認知症のことがわかった」という本が、昨年(2019年)の12月に、KADAKOWAから出ていた。これは読んでみたい。概要は広告によると、猪熊律子さん(読売新聞編集委員)が、長谷川さんにインタビューしてまとめた本のようだ。
「何千人もの患者を診てきた専門医だからこそ、自分が認知症になってきづいたことがある。『新しい国民病』の本質を知るための必読書」との宣伝文言が書いてある。
「新しい国民病」という文言は嫌な表現だと思う。ともかく本は読んでみたい。
「昨年12月に本書を刊行したとき、これほどたくさんの方が手にとってくださるとは、考えてもみませんでした。自身が人生をかけて取り組んできた認知症への理解が、この本を通じて少しでも広まればと願っています。」これが、長谷川先生からのメッセージだという。
記憶と記録のために、本の広告を纏めておいた。