角川春樹に注目して感じたことを書く

 角川春樹に注目する。角川春樹と言えば、角川書店の創業者角川源義の長男である。角川書店の二代目と思っていたら、かなり前に角川書店は弟の角川歴彦に譲って、自分は角川春樹事務所を立ち上げて角川映画を作っていた。「犬神家の一族」や「男たちの大和」などの映画を作った。何れも見ていない。角川春樹も父親の源義と同じく俳句をつくる俳人でもある。蛙の子は蛙というやつなんだろうと思う。それにしても生まれ育ちはかなりその人の生き方に影響を及ぼす。「ファミリーヒストリー」というテレビ番組(NHKだろうか)が面白くてときどき見ているが、どれも此れも立派な家柄がおおい。というより、立派な家柄に生まれて一角の仕事をなしている人を取り上げているのだろう。角川一家もファミリーヒストリーに取り上げたらと興味深い。春樹の姉は、辺見じゅんという作家である。1984年に『男たちの大和』で新田次郎文学賞を受賞。1989年に『収容所からきた遺書』で講談社ノンフィクション賞を受賞している。同じ本で、1990年には大宅壮一ノンフィクション賞を受賞している。この本を読みたいと思いながら読んでいない。
 ともあれ、最近のミニコミ誌「定年時代」(令和2年10月号)に、角川春樹さんが紹介されていた。この10月16日から、角川春樹の映画「みおつくし料理帖」が公開される。映画の原作「みおつくし料理帖」は、シリーズ10巻・特別刊1巻を」あわせて、400万部以上売れた時代小説なんだという。高田郁(たかだかおる)の同名小説を基にした江戸時代を生きぬく女性二人の友情物語なんどいう。角川映画はこれまで見てこなかったが、この機会にみてみたい。

 ということで、角川春樹に注目していたら、朝日新聞朝刊の「文化・文芸」らんで、「語る―人生の贈りもの」に角川春樹さんが9月29日から登場(連載)した。小学生時代は泣き虫で勉強もできなくていじけっ子だったらしい。っそれでも。、小学校から俳句に目覚めていたとのことだ。
 <小学4年生でした。家に掛け軸があり、文字が書いてあって、父に「これは何?」と尋ねたら「五七五で書く俳句というものだ」と。そこで私は、「煙(けむ)の中 焼かるるさんま おれを見る」という句を作ったんです。父がびっくりして、今度は俳句の結社に入れられた。>
 少したって高校生になる頃から身長も伸びて空手もやったりして丈夫になった。角川源義国学院の理事をやっていたので、受かった早稲田をやめて国学院大学に入った。そして、渋谷のハチ公前で国学院大学自治会派の200人と大立ち回りをしたということだ。何人かを病院に送り込んだが、ケンかは両成敗で退学にならずに済んだ。就職活動の時には喧嘩強さを買われてヤクザや右翼団体から声がかかったという。それでも、父親に連れられて取次の栗田書店に入ったのだという。栗田書店は、東販、日販の次の取次書店だ。栗田書店の倉庫で昼寝しながら、夜には新宿で「キャッツアイ」というバーを経営していたという。その頃、栗田書店の倉庫で、ナポレオン・ヒルの『巨富を築く13の条件』という本に出会う。これをきっかけに、本に目覚め年間300冊を読むようになった。1965年に、源義から「バーを止めて角川書店にはいれ」と言われて角川の出版部に」入った。2年後に、「カラー版・世界の詩集」(全12巻)を始めた。・・・・

 ということで、角川春樹ってひとは面白い方だ。このように破天荒というのだろうか自由に生きられぬのも生まれも育ちもよおいからなんだろうか?