TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

曽野綾子さんの書いた『人は皆、土に還る』(祥伝社)を読みながら思うこと!

 曽野綾子さんの書いた『人は皆、土に還る』(祥伝社)を読んでいる。
 今日の新聞広告に、『我々は、みな孤独である』(貴志祐介 角川春樹事務所刊)が載っていた。読んでみたいが、読むかどうかは分からない。この本はミステリーのようだ。ミステリーの類あはあまり読まない。五木寛之さんが、「あなたは孤独ですか。孤独ならあなたの老後は豊かに過ごせます」というような励ましの言葉を何処かの本(確か『孤独のすすめ』)で書いていた。このような本を読むと私は元気づけられる。

 さて、曽野綾子さんのほんが好きでよく読んでいる。強い方である。このつよいは、「勁い」の文字があてはまるかと思う。そのほか、瀬戸内寂聴さん、佐藤愛子さんの書くもの(エッセー)もよく読むが、実に勁くしなやかに生きている。
 曽野さんに戻ると、夫の三浦朱門さんが亡くなった後で、『夫の後始末』(講談社)を2017年10月に出している。それにしても、よくも付けたタイトルではないか。この本は「週刊現代」の連載を単行本にするときに、多分、編集者が付けたのだろう。よく売れたようだ。私も買って読んだ。タイトルは、センセーショナルだが、中身は「認知症になった夫の老後を世話して見送った介護記録」のエッセーなのである。「モノはどんどすてれればいい」「奉仕とは排泄物をせわすること」、等々の項目を読めば、この本が「後始末」ではなくて「お見送り」の本だとわかる。つい最近(2020年)『続・夫の後始末』という本を出したらしい。さすがに、出版社が売りたがっているのが嫌で読んでいない。
 さて、今回の『人は皆、土に還る』も曽野さんの「私はこうして元気で生きています」というエッセー集である。これは、2015年5月~2016年7月まで「小説ノン」に連載したものの単行本かであるらしい。三浦朱門さんがなくなったのは、2017年2月3日であるから、曽野さんは夫の三浦さんの世話をしながら、この連載の原稿を書いていたのであろう。多分、書くことで元気をもらうのが作家という職業人なのだろう。