米国大統領選挙の開票が昨日から進んでいる。再選を目指すトランプ大統領と先のオバマ時代の副大統領だった民主党バイデン氏との闘いである。バイデン氏が過半数の270人に迫る264人、トランプ氏が214人となっている。残すところは勝敗がまだ確定していないペンシルベニア、ジョージア、ノースカロライナ、ネバダ、アラスカ州の残り60人となっている。数時からみればバイデンの勝利が近い。トランプ氏は、郵便投票に不正があるとして法廷闘争を開始したとのことだ。米国といえば、自由と民主主義の国なんだろう。この混迷はどうなるだろうか？2000年のブッシュ、ゴア両氏の大統領選の折も大接戦で決着までに36日間を要したという前例がある。それにしても、米国の大統選挙の仕組みはわかりにくい。いずれにせよ、新型コロナウイルス感染拡大が進む中で、世界の安定をはかるためにもアメリカよ早く決着して世界をリードして欲しい（と私は思う）。
■新型コロナウイルス感染ー一日に1000人超2ヶ月半ぶり■
秋の気配が日に日に強くなっている。四季折々という言葉があるが、紅葉の美しは眩いばかりである。連れ合いのYさんは妹と奥入瀬湖畔に紅葉狩りにいった。かつては感染者が比較的少なかった東北地域にも新型ウイルス感染は拡大している。寒い北海道でも一日の感染者が119人となり累計で3566人となった。新型コロナウイルスは寒さに強いのだろう。
新型コロナウイルスの国内の感染者は11月5日午後9時現在で、新たに1049人が確認された。1日の感染者数が1000人を超えたのは、8月21日以来、約2か月半ぶりと有難くない数字である。感染者が最も多かったのは東京都の269人で、大阪府125人、神奈川県は109人と、こちらも増えている。これらの結果、国内の感染者数は10万5204人となった。死者数も9人増えて1808人となった。
一方、世界の感染者数は66万5038人増えて、累計で4810万7322人となっている。死者の数も1万1073人増えて、122万5463人となった。とくに、欧米ではコロナウイルス感染拡大の第波が猛威を振るっている。イタリアのコンテ首相は11月4日夜、都市封鎖（ロックダウン）を再度実施すると発表した。イタリアの一日の新規感染者数は連日3万人前後で、春の流行時の約5倍の水準だという。英国もロンドンのあるイングランド全域で外出制限を伴う4週間のロックダウンを11月5日から開始した。一方、感染者数が世界最多の米国では11月4日、1日当たりの新規感染者が初めて10万人を超えたという。
（朝日新聞朝刊 11月6日 ローマ=河原慎一記者の外信 を参考にまとめた）
こんな事態にあるのだから、トランプさんもバイデンさんも冷静になって早く決着をつけて欲しい。それにしても、新型コロナウイルスのそもそもの発端であった中国はどのようにしてパンデミックを抑え込んだのだろうか？「寒い国から帰ってきたスパイ」という小説（本）があった。まるで、「寒い国からきたウイルス」なので寒さに強いのではないか？冷戦はこりごりだ。
