TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新型コロナウイルスワクチンの現状について―2020年11月30日現在で

 「ファイザー開発のワクチンー英12月初旬に接種か」という見出しの記事が目を惹いた。新型コロナウイルスワクチンはどうなっているのだろうか?今日(2020年11月30日)の新聞に幾つかの情報が出ていたので、記録と記憶のために纏めておく。
 ■ファイザーのワクチン
 <米国の製薬会社のファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、英国のフィナンシャル・タイムズ(電子版)は、28日、英国政府が近く緊急承認すると伝えた。接種は早ければ2020年12月7日にも始まる見通しだという。英国政府はこのワクチンを4千万回分確保する契約を結んでおり、うち1千万回分は年内に入手する予定だとしている。・・・・(中略)・・・・ ファイザーは、4万3千人以上が参加したワクチンの最終の治験で、有効性が95%だと発表している。11月20日には米国でも緊急時の使用許可(EUA)を申請しており、12月中旬にも許可が出て月内に接種が始まるとの見方が出ている。日本政府はファイザーから来年6月末までに6千万人分のワクチンの供給を受けることで基本的に合意している。新型コロナウイルスワクチン開発では、米バイオ企業モデルナや英製薬大手アストラゼネカも、最終の治験で高い効果を確認できたとする暫定結果を発表している。英国政府は、承認が順調なら、アストラゼネカのワクチンは年内、モデルなのワクチンは来年春にも入手できるとの見通しを示している。また、中国では5種の類のワクチンが最終の治験に進んでいるが、一般向け接種の時期は具体的になっていない。(ロンドン=下司佳代子さん)>

 極めて興味深い記事なので、途中少し省いたが、ほぼ全文を再掲した。この記事は、ロンドンの下司さんの記事だ。ファイザーのワクチンの最終治験の効果は95%だと報じている。副作用はどうなのだろうか?日本政府が、2021年6月までに、6千万回のワクチンを供給できる契約を結んでいると書いてある。これが、実現すれば、明年2021年のオリンピック開催前にワクチン接種が可能になるのだろうか?こんなことを考えながら上記の記事を再掲しておいた。今後の動向に注目していたい。

 ■ロシアのワクチンはどうなっている?
 米欧で新型コロナウイルスのワクチン開発が進む中で、世界で初めてロシアがワクチンを数カ月前に承認していた。そのご、ロシアのワクチンのはどうなっているのか?
 「ワクチンいかがロシア攻勢」の見出しの記事が、同じ日の朝日新聞の4面に載っていた。ロシアで開発されたワクチンは「スプートニクV]という名前だ。この動向にも興味があるので、以下に引用しながら記録したい。
 <ロシアは、2020年8月、国際的に求めれれている最終段階の大規模な臨床試験を後回しにして、国産のワクチン「スプートニクV」を承認した。すでに医師らへの0接種を開始して、年内に一般国民向けの接種も始まる予定だ。>
 プーチン大統領は国際舞台でのアピールに余念がないとう。ところが、プーチン大統領本人は接種をしていないとのことだ。ロシアのワクチンの動向も注目したい。

 ■中国のワクチンは?■
 <中国も自国製ワクチンで「途上国を援助する」として、アジアやアフリカ諸国への優先供給を約束するなど「ワクチン外交」に乗り出している。・・・・中国の国有製薬会社「中国医薬集団」(シノファーム)は11月18日、緊急投与による接種が100万人近くに達したと発表。・・・・ただ、シノファームは臨床試験を終えてらず、詳細なデータを公表していない。十分な信頼性を確立するにはなお時間がかりそうだ。(北京=高田正幸記者の署名記事だ)

 <コメント>新型コロナウイルの開発をめぐって世界が鎬を削っている。新聞記事から現状を記載した。以上をみると、米ファイザーのワクチンが期待が持てそうだ。ロシアと中国のワクチンは、大規模な臨床治験を行っておらず拙速感が否めない。ワクチン外交といっているが、どうも信頼感にかける。いずれにせよ、ワクチン開発の動向に注目していきたい。