2010年12月8日で、中国当局が公認する最初の新型コロナウイルス感染者の発症から1年が経つのだという。もう1年というか、まだ1年しか経っていなのかの複雑な想いが強い。たった1年で世界の風景が、世界情勢が全く変わってしまった。私たちは日本国内での移動もままならない。況や海外旅行は幻となってしまった。過剰反応といええるのかもしれないが現状はそうである。こんな中で、本日(2020年12月7日)の朝日新聞にウイルスの起源をまぐって興味深い記事が掲載されていた。記憶と記録のために概要をまとめる。
■中国・雲南 コロナの起源を探る■
2020年2月、中国・武漢の武漢ウイルス研究所のチームが英科学誌ネイチャーに発表した論文が注目を集めているのだという。
<遺伝子配列が新型コロナウイルスと96%重なる近縁種を7年前に見つけていたというのだ。「RaTG13」と名付けられたウイルスは、どうみつけられたのか。>
2013年に、 武漢ウイルス研究所のチームは10年前に中国を襲ったSARS(重症急性呼吸器症候群)の起源を追っていく中で、雲南省の銅山の坑道の中のコウモリから約1300の検体を採取した。その中から、293種のコロナウイルスを検出した。今回の新型コロナウイルス感染の蔓延を受けて、その遺伝子とそれらのウイルスのデータをつき合わせたところ、最も近い存在として浮かんだのがRaTG13だった。しかし、遺伝情報が98.8%重なるヒトとチンパンジーが別の生物であるように、RaTG13と新型コロナウイルは祖先は同じでも,違いは大きい。>
(上記の記事には、記者名として、平井良和=墨江ハニ族自治県、野口憲太と書いてあった)
<コメント>上記の記事は、とても興味深いのだが、最後まで読むと不確定な情報であることが分かる。いずれにせよ、新型コロナウイルスの起源はやがてわかるだろう。
■世界各地で研究進むコロナウイルス宿主■
SARS(2003年発見) 自然宿主(コウモリ)ー 中間宿主(ハクビシン)
MERS(2012年発見) 自然宿主(コウモリ)ー 中間宿主(ヒロコブラクダ)
新型コロンバウイルス(2,020年発見)自然宿主(コウモリ)ー 中間宿主(センザンコウ?)