TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「新型コロナ7つの謎 COVID-19 最新免疫学からわかった病原体の正体」(宮坂昌之著)を買った

 新型コロナウイルス(COVID-19 )と共に2020年もあと一日を残すこととなった。新型コロナウイルス感染拡大が報じられるごとに、新聞やテレビの報道を意識して読んだり聞いたりしてきた。新型コロナウイルスについて、ウイルス学的あるいは分子生物学的な解説については福岡伸一さんのものが分かりやすく正鵠を射て入ると思った。免疫学的な解説は、宮坂昌之さんの朝日新聞におけるインタビュー記事が信頼できると感じた。共にすでにこのブログで記憶と記録のためにまとめておいた。
 ■敵を知れば百戦危うからずか■
 新型コロなウイルスは、福岡さん的に言えば敵ではなくて人類の仲間なのであろう。ワクチンができたにしても、撲滅するのではなくて平和共存の道をさぐることになるのだろう。ウイルスというものは宿主としての人を上手く利用したいはずなのだ。
 「マスコミ関係の方々が、しかるべき基礎知識を持たずに、他人からの不確かな知識提供=単なる耳学問)に頼って動いているという事実があるのです。」

 このようにエピローグで宮坂さんが書いている。宮坂さんは、免疫学の専門家としてマスコミから取材を受ける中で、このような啓蒙書執筆を決断したようだ。脱稿は、2020年10月なので、極く最新情報まで入っている。私としても新刊書を購入したのは久し振りだ。
 本の章立ては次のようだ。(1)風邪ウイルスがなぜパンデミックを引き起こしたのか、(2)ウイルスはどのようにして感染・増殖していくのか、(3)免疫VS.ウイルス なぜかくも症状に個人差があるのか、(4)なぜ獲得免疫のない日本人が感染を免れたのか、(5)集団免疫でパンデミックを収束させることはできるのか、(6)免疫の暴走はなぜ起きるのか、(7)有効なワクチンを短期間で開発できるのか。
 まだ中身を読んでいない。有効らしいワクチンは既に開発された。米国ファイザーが開発したRNAワクチンの接種が、英国や米国、他で始まっている。日本でも早ければ2021年(来年)3月くらからワクチン接種が可能になるらしい。高齢で糖尿病を持っている私も、医療従事者の次くらいに、出来ればワクチンを打ちたい。
 本日(2020年12月30日)から正月にかけて、本書を読み進めたい。宮坂さんに敬意を要してまず章立ての概要を紹介した。