TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「ミヤザワケンジ グレーテストヒッツ」(高橋源一郎)を読みはじめた

 高橋源一郎さんの本を稲城図書館で捜して借りてきた。「日本文学史」の本を2冊読んだのが面白かった。日本の近代文学が、二葉亭四迷国木田独歩から始まって、つい最近の綿矢りささんの小説はすごいとか、平野啓一郎の小説も主人公は「私」ではないとかの指摘が、「目から鱗」的に目を開かれたので、それでは、当の高橋源一郎さんは、どんな小説を書いているのかと思った次第だ。
 さて、今回、読み始めた「ミヤザワケンジ グレーテストヒッツ」は、2002年~2004年頃に、雑誌「すばる」に、「ミヤザワケンジ全集」というタイトルで、断続的に連載をしていたものを、順番を入れ替えたりして単行本にまとめ直したんものだ。各回のタイトルは、「オッペㇽと象」とか「注文の多い料理店」とかなっているから、宮沢賢治の小説のタイトルのパロディーなのだろう。
 昨日から読みはじめて、5回目の「飢餓陣営」まで読んできた。変な物語ばかりだ。町田康さんの小説を読んだ時ほどの面白さというものは感じない。「飢餓陣営」を読むと四人の若者が餓死する「お話」なのだが訳がわからない話だ。何で、「ミヤザワケンジ全集」なんだ。ところで、天沢退二郎という詩人が編纂した岩波書店版の「宮沢賢治全集」を持っている。一冊が5千円位するから大枚をはたいて40年くらい前に購入した。殆ど読んでないので、高橋源一郎さんの「ミヤザワケンジ グレーテストヒッツ」を読んでから、本物の「宮沢賢治」にとりかかるつもりだ。まずは、高橋源一郎さんの本を読み続ける。感想は後で書く。読書は連鎖するのだな。