TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「しらふで生きる」ってやはりつらい!

「飲もうかといったら飲もう飲もうと朝まで酒盛りになった・・・」

 上のような趣旨の永田和宏さんの歌があったと思う(未確認)。永田さんとやはり歌人であった河野裕子さんとの相聞歌の一つだろう。先日、ブックオフに穂村さんの「短歌の友人」を探しに行った。詩歌の棚に『歌に私は泣くだろう』という永田さんの本があったので立ち読みした。700円だったが買わなかった。河野さんが死に際に「このひとは淋しいひとだから、お父さんを一人にしてはだめよ」と子どもたちに言い残したということが書いてあった。先日の、朝日新聞の記事にも、「河野裕子に会ったことが私の人生の全てだった・・・」という意味のことを永田さんが言っていた。永田さんの家族は、娘さんも歌人、息子さんもその奥さんも歌人で、短歌界の「サザエさん一家」と言われているのだという。
 「幸せな家庭というものは似通ったものだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」という趣旨の冒頭の文章が有名なのが、「アンナ・カレーニナ」(トルストイ)である。それはそれとして12月23日からの節酒、1月4日からの禁酒が続いている。素面で生きているのである。

「飲もうかといっても、のみたくない・・・」という連れ合いは「素面のひと」なのである。私は、本当は「飲みたい人」なのである。しかしコロナ禍で、持病の糖尿病を管理するために、とにかく独りでは飲まないことにした。外に出ないから連れ合いが飲まないので、合気道の友人と飲むしかない。これも稽古を自粛していたのと、唯一の呑み相手である義息子も来られないので酒を飲む機会がない。禁酒が1ヶ月を越えるのは、2018年マヴィレットを飲んでC型肝炎の治療を行っていた頃以来である。町田康さんの「酒を止めてみた」の本によると、酒が飲みたくて夢に出てくると書いてあった。町田さんは、20歳から50歳くらいまで30年余は毎日飲んでいたのでアルコール依存に近づいていたのであろう。私の場合は、20歳から73歳まで、機会がある度に、あるいは機会を作って飲んできたが大量飲酒者ではなかった。それで、飲まなくても身体の禁断症状はでてこないようだ。しかし、こころが酒をのんだあとの「陶然とした気持ち」を求めてくる。ともあれ禁酒が続いている。禁酒すると町田さんが言っていたように得点が出てきた。禁酒の得点は以下のようだ。
(1)酒の代金が不要なので金がかからない、
(2)夕食の後で身体が軽いので、片付けの後ですぐに本が読める、
(3)風呂に入り直ぐに床につくと、これまでは夜中にトイレに3回起きていたのが、2回あるいは1回で済むようになった、
(4)つまり、睡眠の質が上昇したようだ、
(5)酒を飲まないと食事の量が減ってくるので必然的にダイエットになる(体重が61キロから59キロに減った)、
(6)もしかしたら、ヘモグロビンA1c数値が低く維持されているかもしれない(これは、次回の受診2月17日までわからない、今後4週間の節酒が出来れば)。
 とかなんとか言って早く酒が飲みたいなあ!