TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本『野望の屍』を読んでみたい

  『黄落』の佐江衆一さんの新しい本が出た。『野望の屍』(新潮社)というタイトルでこれが遺作となったらしい。「86歳の著者が命を削って書き上げた遺作」と広告に書いてあった。ヒトラー石原莞爾、同年生まれの二人を主軸に、東西の時局から描き出す「史伝」なんだという。
 佐江さんというと、北海道の命名者といわれる「松浦武四郎」も読んだ。佐江さんは、歴史ものから中間小説、また、『黄落』のように身近なテーマの自伝に根差した小説も書いている。記憶と記録にここに記述した。
 新潮社の広告にもう一つ目を惹いた新刊がある。
 佐藤 優『新世紀「コロナ後」を生きぬく』である。<新型コロナにより世界史の新章が始まった。新自由主義の限界、生命の格差、閉塞と断絶、危機の時代に支え合う「共同体」へ向けて>-と内容の紹介がでていた。
 たしかに、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中で、私たちは閉塞感に苛まれている。トランプさんが去って行って、ミャンマーでは軍事クーデターが起きた。もしかしたら、この危機の時代だからこそ、私たちにはより平常心でものを見ていくことが求められているのだろう。