TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

読みたい本のことー『学問の自由が危ない-日本学術会議問題の深層』

 『学問の自由が危ない-日本学術会議問題の深層』(晶文社)という本が緊急出版された。編集者は、佐藤学上野千鶴子内田樹三者だ。朝日新聞朝刊(2021年2月11日)朝刊の広告のキャッチ―フレーズには、「これはもはや、学問の自由のみならず、民主主義の危機!」となっている。昨年の学術会議任命拒否以降、様々な意見が新聞紙上でも交わされている。

 

 昨秋に、任命拒否問題が明るみになった時に、多摩市の蔦屋書店を覗いた折に雑誌コーナーを見て驚いた経験がある。名前は忘れたが、複数の右翼系の雑誌で「学術会議任命拒否問題」を特集にとりあげており、「学術会議が偏向しているから、今回の任命拒否は正当な判断だ」という論調で書いている人がいる。桜井よし子という女性の評論家(元キャスターか)もその一人だっと思う。朝日新聞では前学術会議会長の山際寿一さんや、歌人で細胞生物学者永田和宏さん等も「学問の自由」の侵害との見解を表明していた。

 「六人の任命拒否の説明を国民はまだ聞いていません(京都市 中尾素子)」

 先週の朝日歌壇に上のような歌が入選していたのも世相を反映している。上の本では、多彩な執筆陣が六人の任命拒否をめぐって複数の人が意見を展開しているようだ。編者の陣容をみると、政府(菅首相)への批判的な意見の総集であろうが、読んでみたい。その記憶と記録のために記述した。

<付録>上で紹介した本の隣に『アーミッシュの老いと終焉-自分らしく老い良い最期を迎えるために』(未知谷刊、2700円)の広告が出ていた。著者は、堤純子さんいう。アーミッシュは米国の特殊な宗教の方たちだ。詳しくは知らないが、キリスト教の一派で清く正しく、お酒を呑まない人たちではないだろうか? 写真もたくさん載っている本のようだ。見てみたい。それにしても、「未知谷」ってユニークな出版社だと思う。昨年、工藤正廣さんの『アリョーシャ年代記(三巻)』を出しているので購入して読んだ。