TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『カラマーゾフの兄弟』(亀山郁夫訳)を読み始めた

 「発見上手」という三井住友信託銀行の小冊子(Vo.36 2021春)が送られてきた。パラパラとめくった。「生涯現役人」というコーナーに、亀山郁夫さんが大きな全身写真付きで出ていた。元東京外国語大学学長で、今は名古屋外国語大学学長である。いわば功成り名遂げた人でもある。亀山さんがライフワークとしてドストエフスキーの現代語訳版を出したことは知っているし、興味を持っていた。ドストエフスキーの翻訳は、米川正夫さん、小沼文彦さん、原卓也さん等の本を持っている。まがりなりにも、米川訳で読んだ。難解で、特にカラマーゾフの「大審問官」のところは理解できなかったと思う。
 ところが、本日、稲城図書館に行ったら、返却棚で亀山訳「カラマーゾフの兄弟ー1」が私に読んで欲しいと待っていた。借りてきた。

 「はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば多くの実を結ぶ」(ヨハネ福音書、十二章二十四節)

 有名なエピグラフに続いて、「著者より」があった。読んでみた。読み易い。これなら読めるかもしれない。かくして、高橋源一郎日本文学盛衰史」と並行して、「カラマーゾフ」を読むことにした。その感想をこのブログで書く。「カラマーゾフ」が読めたた、「白痴」にとりかかることにする。
 カラマーゾフが面白いぞって君がいうから2月15日はドスト氏記念日