TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

読書連鎖で亀山郁夫さんの『新カラマーゾフの兄弟』を借りてきて読み始めた

 亀山郁夫新訳『カラマーゾフの兄弟』をこの間から読み始めた。結構、読み易いので既に「第1編ある家族の物語」まで読んでいる。早いうちに、三兄弟は既に成人になっているので、話は面白くなっている。この本を借りる時に、インターネットで亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』というのが河出書房新社から出ていた。稲城図書館にリクエストしたら今日届いていたので借りてきた。パラパラとめくってみると、これはまるポストモダン高橋源一郎さんバリのパロディーのような小説である。ロシア語のカラマーゾフとは「黒い」という意味だから、黒田さんちの物語だと私は先日書いた。亀山さんの「新カラマーゾフの物語」は、黒木家の物語となっている。亀山さんはこんな「お話」を書いていたのだ。第一部は、雑誌『文藝』に、2014年秋号に掲載されて、第2部は書下ろしなんだという。今回借りてきた第1巻が664頁あるから、第2巻も600頁あるとすると、膨大な量になる。そういえば、この本が出た時に、新聞で広告をみたような気もする。2014年と言うと、私が完全退職したとしだが、この本を手にすることはなかった。多分、読めるだろうから、感想は追ってかあけるだろう。
 最近は、高橋源一郎さんの『私生活』と『日本文学盛衰史』を交互に読んでいるので、精神が高揚してかなりラフな感じになってくる。それと、気になる本がまた出版された。中島義道さんの『番年のカント』である。あの有名な哲学者「カント」のことである。晩年のカンとは、レビー小体性の認知症だったらしいとか書いてあるらしい。番年は毎日同じ時間に同じ所を散歩したので、カントさんが通ると時間がわかったという有名な逸話を聞いたことがある。
 ともあれ、今日は、記憶と記録のために「新カラマーゾフの兄弟」を読み始めたことに触れた。