TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

一日遅れて「朝日歌壇」を読む

 昨日は、被災し鰤に房総の勝浦に孫たちと遊んだ。新型コロナウイルス感染拡大が収束しないなかでの久しぶりの一泊の旅だった。近隣のスーパーで刺身や地酒を手に入れて腰古井という地酒を義息子と楽しんだ。孫たちと温泉も楽しんだ。先日の、箱根仙石原に続いて孫たちとの何気ないひと時が至福のときであった。

 「お爺ちゃんと箱根に来れた楽しいな一緒に食べた海苔弁は美味しい!」
 孫に代わって、うえのような歌もどきを創った。さて、今日も「朝日歌壇」の歌読んだ。「朝日歌壇」は社会詠が多いように思う。毎週読んでいると世相がわかる。

<守るべき縄張りのまだ無き雲雀空を自在に広々と飛ぶ(東かがわ市 桑島正樹)⇒ 馬場あき子選:<コメント> 馬場さんの選評はこうだ。「縄張りとは第一首では雲雀の生活圏。人間の世界では個人から国家までその限定があり、自在な雲雀の空への憧れがある。」雲雀って、「縄張り」を持っているんだろうか?

<コンビニもファミレスも無いこの島の自給自足の「不便」を楽しむ(長崎県 中山憲雄)⇒佐佐木幸綱選: <コメント> 宮古島久米島も行ったが、ファミレスもコンビニもあった。この長崎県の島の名前は?

<孫の字の「生きぬく力」書初めが二年も我に寄り添いてある(大和高田市 森村貴和子)⇒ 高野公彦選:<コメント> この風景はよくわかる。かつて、私たちの子どもが小学生のときに書いた書初めの墨書が居間にながいこと掲げてあった。

<水平に銃を構えて民を撃つミャンマー兵を「国軍」と呼ぶ(観音寺市 篠原俊則)⇒
 永田和宏選: <コメント> ミャンマー軍による民衆の弾圧を詠うひとが多い。社会詠の典型だと思う。
<公証人は我が遺言を読み上げて「よろしいですね」と2度念を押す(埼玉県 島村久夫)⇒ 永田和宏選: <コメント> 社会詠ではなくて、こいう個人詠もやっぱりありなんだ。

<コーラスの一員我は若きらの間にありて姿勢を正す(岡山県 若林とし子)⇒ 馬場あき子、佐佐木幸綱さん共選: <コメント>作者の若林さんは九十歳だという。歌が心をつよくしているのだろう。

<福島で生きる覚悟の音生(あ)るる子が開きたるギター教室(大和市 澤田睦子)⇒
 馬場あき子、佐佐木幸綱さんの共選: <コメント> 福島を詠う歌が多い。

<「じいちゃんとジグソーパズルしたもんね」五歳の中に夫は生きおり(一宮市 園部洋子)⇒ 高野公彦、永田和宏共選だ。<コメント> こいうほのぼのとした歌が好きだ。

以上から、今週の私の秀歌は以下に決めた。

孫の字の「生きぬく力」書初めが二年も我に寄り添いてある大和高田市 森村貴和子)