新型コロナウイルスのまん延の拡大が止まらない。変異株が多くなっているようだ。本日(4月17日)は土曜日で、本来なら合気道の稽古の日だが、自粛のために稽古を中止している。マスクをして近隣の散歩と木刀の素振りで健康維持を模索している。昨年の4月の新緑の始まった頃も、第一回目の緊急事態宣言の中にあった。一年後には収束しているのではないかと期待もあった。しかし、収束の兆しは見られない。ここで、記憶と記録と自戒のために現状を纏めておきたい。
■まん延防止 埼玉・千葉・神奈川・愛知の4県を追加ー4月20日から■
政府は4月6日の「新型ウイルス感染症対策本部」で、埼玉・千葉・神奈川の首都圏3県と、愛知県について、「緊急事態宣言」に準じる「まん延防止等重点措置」の適用を決めた。期間は、4月20日から5月11日までの22日間である。
重点措置の適用は、合計10都道府県に拡がったことになる。4月5日から大阪、兵庫、宮城の3府県で初適用。12日からは東京、京都、沖縄の3都府県も加わった。重点措置は、緊急事態宣言の目安となる感染症状況が最も深刻な指標「ステージ4」(感染爆発)のを避けるための予防措置である。
■適用自治体と独自対策■
埼玉:さいたま市、川口市
感染防止対策を徹底する。高齢者施設の認証制度の新設。
千葉:市川市、船橋市、松戸市、柏市、浦安市。
県内全域で飲食を主とする店でのカラオケ利用自粛を要請する。
神奈川:横浜市、川崎市、相模原市
県内全域で会話時のマスク着用を呼びかける飲食店の認証制度の新設。
愛知:名古屋市
県内全域で店舗でのカラオケ利用自粛を要請する。
■変異株の拡がりに危機感■
対策本部に先だって開かれた専門家による「基本的対処方針分科会」では、変異株の拡がりに強い危機感が示された。西村泰稔経済再生相は、「5月に首都圏、関西圏、中京圏でいずれもほぼ変異株に置き換わるという予測がある」と述べた。分科会では、大阪府への緊急事態宣言の必要性を指摘する意見のほか、奈良県と福岡県の感染状況に厳しい見方がでたという。
■国内感染ー3日連続で4千人超■
新型コロナウイルスの国内感染者数が、4月16日の午後20時現在で、新たに4532人が確認された。4千人を上回るのは3日連続だ。死者は計46人。このうちで、大阪府が16人を占め、2月17日以来、約2ヶ月振りに1日あたりの死者が10人を上回った。
感染者数は、「まん延防止等重点措置」が適用されている6都府県のうちで、大阪府が1209人で4日連続して1千人を超えた。兵庫県も510人で過去最多だった。東京都は667人。新たに重点措置の適用が決まった4県は愛知県と神奈川県で3日連続して200人を超えた。
■新型コロナウイルス感染者数ー累計■
(1)国内:52万6285人(+4532人)、死者9592人(+46人)
(2)世界:1億3912万305人(+83万6030人)、死者 298万6951人(+1万3772人)