TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

ハンセン病解剖録ー1100人分新たに発見

 ハンセン病解剖録ー長島愛生園に続いて「邑久光明園」でも、ハンセン病解剖録が見つかった。
 「ハンセン病解剖録ー1100人分新たに発見」という記事を朝日新聞朝刊(2021年4月22日)に乗っていたので読んだ。記録と記憶のために紹介しておく。
 最近になって、全国各地の国立ハンセン病療養所で死亡した入所者の遺体が解剖された記録が見つかっている。瀬戸内海の長島にある「邑久光明園」でも、全身時代の1938年~1998年までの間に、1100人以上の遺体を解剖した記録があることがわかった。園によると、解剖されたのは死亡した者の7割近くにわたる。園によると、入所者の解剖への同意書も残されているという。人権擁護委員会は今後、解剖に立ち会った医師や入所者らへの聞き取りなどを行い、同意が適切にとられていたかを調べる。
 邑久光明園の青木美憲園長は朝日新聞の取材に対して、「強制隔離政策のもと、入所者は解剖に同意せざるを得ない状況に追い込まれていた可能性がある。重大な人権侵害の事例と考えられる」と話した。(雨宮徹記者の記事より)

<コメント> ハンセン病は強制隔離政策のもとで、離島や山奥の療養所に隔離していたのだから、死後の解剖も当然のものとして実施されていたのだろう。患者は、「病気の解明のためにと言われれば拒否はできなかったろう。