TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

朝日歌壇にクラスメートが載っていたぞ

 「長せりふに女性の本音をたっぷりと匂わせ橋田寿賀子氏逝きぬ安中市 鬼形輝雄)」⇒ 高野公彦選
 この歌の作者の、鬼形輝雄さんは、私の高校一年時の同級生に違いない。あの鬼形君はお元気で歌を読んでいたのだ。同じクラスに、やはり安中市からのもう一人の鬼形英澄君もいた。輝雄君のことを思い出した。背の高い声の甲高いひとだった。とまれ、当選おめでとうといいたい。今年の春から毎週歌壇を読んできたので面白い経験をした。さて、今週も私の秀歌を探そう。

<共感と独創性との鬩ぎ合いみんなの「いいね」わたしの「いいな」(富士市 村松敦視)>⇒佐佐木幸綱選: この気持ちってわかる。FBやっているのだろう。

<出来ぬことすこしづつ増え気がつけば天声人語ルーペもて読む(川越市 吉川清子)>⇒高野公彦選: 吉川さん後期高齢者の仲間かな?こういう、「私歌」が好きだ。

<北の地に黒板五郎は生きていて静かに逝きし田中邦衛福島市 稲村忠衛)>⇒永田和宏選: 永田さんのコメントはこうだ。「今週は田中邦衛池江璃花子、照の富士の歌が圧倒的だった。多くは讃えるだけで採りたかったが、稲村さんは邦衛が逝っても五郎はいきているということころがいい。」そうか、黒板五郎は北の国に健在か?五郎ももうだいぶ前に亡くなっているんじゃにのかな?

<「挫折っていつか思い出」私より深いトーンの目の友が言う(富山市 松田梨子)>⇒馬場あき子選: 梨子さんまた入選だね。でも、歌がうまい。もうぷろの歌人だ。
<ミートパイ食べて始まる新学期いっぱい笑いたい話したい(富山市 松田わこ)>⇒馬場あき子、佐佐木幸綱共選: わこさんが、妹さんかな。しまい歌人だ。毎週のように載っている。妹のわこさんは、まだ挫折をしらず、梨子さんは少し年長で、挫折を体験しているのかな?

<お蚕をお子様と呼びいつくしむ祖父と聞き入る桑を食む音(厚木市 杉山久美子)>⇒杉山さん、厚木ではいまも蚕を飼っているんだろうか?養蚕農家に生まれた私は、蚕の桑の葉を食む音を知っている。
<「どうかどうか行動を」ミャンマーの大使は声を震わせ訴う(観音寺市 篠原俊則)>⇒馬場あき子選: 篠原さんも常連の投稿者だと思う。世相歌なんだが、このように切り取るのは難しいね。

 以上、今週も興味深い歌が多かった。わかりやすい歌の代表として、吉川さんの歌を今週の「私の秀歌」としたい。

 「出来ぬことすこしづつ増え気がつけば天声人語ルーペもて読む(吉川清子)

 

(更新予定)