TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

アストラゼネカのワクチンのこと

  アストラゼネカのワクチンは、まれに接種後に血栓症が起きる例が報告れている。そのため、一時、EUなどで接種が中断されたと思う。明確な因果関係は明らかにならず、再び接種は再開されている。こんな、ことから。アストラゼネカのワクチンはファイザーやモデルナ製のワクチンとどう違うのか興味をもっていた。折よく、本日(2021年5月9日)の朝日新聞(朝刊)に、<アストラ製ワクチン「入れ物」に特徴>という記事が載っていた。記憶と記録のために概要をまとめたい。

 英国大手製薬アストラゼネカとオックスフォード大が開発した新型コロナウイルスのワクチンが、日本でも承認申請されている。このワクチンは「ウイルスベクター」と呼ばれ、ファイザーやモデルナのワクチンとはタイプが違う。ベクターというのは、入れ物或いは乗り物で、これまでの遺伝子工学技術ではウイルスベクターを用いていると思う。新型コロナウイルスの遺伝物質の一部を体内に入れて免疫のしくみを刺激するのは、すでに承認されているファイザーなどの「mRNAワクチン」と同じである。違うのは、遺伝物質をどんな「入れ物」を使って細胞のなかに運ぶかである。mRNAワクチンでは、人工的に作った脂質の膜が「入れ物」である。一方、アストラゼネカのワクチンが「入れ物」に使うのは、チンパンジーに感染してかぜ症状を起こすアデノウイルスである。遺伝子組み換え技術を使い、遺伝情報の一部を新型コロナなのものに改変したうえで、この「改変」ウイルスそのものも増えないようにしている。細胞に入り込むウイルスの特徴を利用して、細胞に必要な物質を届ける。このウイルスベクターの技術は、数十年前からがん治療に利用しようと研究が進んでいrた。ワクチンも応用され、2019年にはエボラ出血熱で実用化されている。利点は、保存のしやすさだ。ファイザーのワクチンは超低温での保存が必要だが、アストラゼネカは2~8度で保存んが可能で扱いやすい。(野口憲太さんの記事より)

<コメント> ベクターとは、「運び屋」のことで、がんの遺伝子治療で、ウイルスベクターの究が進んでいた。この研究が、新型コロナウイルワクチンの開発に役立ったのだ。