TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新型コロナウイルワクチンに関連した情報をまとめてみた

 新型コロナウイルスワクチン接種券が、75歳の私に届いたのは4月21日(水)だった。接種予約は4月24日(土)の午前8時30分からだった。私がインターネットで、家内が家電話を用いて接種予約を試みた。しかし、午前中一杯かかっても通じなかった。午後には合気道の稽古があったので外出した。午後17時過ぎに帰宅して、再び川崎市の予約サイトをみると、私の至近接種会場である麻生区役所の予約は締め切られていた。翌日、川崎市の予約番号に電話すると初めて通じた。初回入荷ワクチン(接種は㋄10日から)は終了して、次回のワクチン入荷は5月中旬以降の予定とのことだった。入荷日はホームページで案内するとのことである。万事窮すである。
 ■5月日(土)に6月4日(金)予約がとれた■
 連休の終わりの5月9日(土曜)に、三の家族が訪問してきた。スマホSmartNewsというアプリを導入すると、コロナワクチンの接種ができる民間クリニックが地図上に表示されるという。川崎市の公式予約サイトに、私の近隣では公会場の麻生区役所の他は、「はるひ野内科」しか載っていない。ところが、件のスマホの接種クリニック地図には川口クリニックで接種ができるとなっている。川口さんは、小児外科であるが爺の私も風邪の折には何回か受診していた。診察券も持っているので、早速予約ができた。一回目が6月4日(金)、二回目が6月25日(金)、どちらも16時30分と決まった。テレビのニュースでも、コロナワクチンの接種予約に関しては、各地で混乱が生じている。72歳の連れ合いは、65歳以上の高齢者になるので、予約券が5月28日に届く予定である。から

 ファイザー製 接種ー米で使用許可■
 上記の標題の記事が朝日新聞朝刊(2021年5月12日)に出ていた。興味はあるので記憶と記録のために概要をまとめておきたい。
 ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、FDA米食品医薬品局)は10日、これまで16歳以上だった緊急使用許可を12歳以上に拡大すると発表した。米国内では近く12~15歳の接種が始まる見込みとのことだ。(合田=ワシントン、市野塊さんの記事だ)。

 ■日本のワクチン開発は何故遅れたのか■ 「新型コロナワクチンの開発や調達で日本が遅れを取ったのは政府が長年ワクチンを軽視してきたつけです」というのは、中山哲夫さん(日本ワクチン学会理事)だ。新型コロナウイルス感染が拡大する中で、ワクチンが専門家の中山さんの発言をよく聞くようになった。中山さんは、1950年生まれで、小児科医を経てワクチン研究に進んだ変わり種だ。現在は、北里大学大村智記念研究所特任教授。

 「開発に背を向けたツケ」のタイトルで、朝日新聞の「耕論  新型コロナ ワクチンは始まったけど」というコーナーに、中山さんの発言が出ていた。概要を引用して記述しておきたい。
感染症対策は、治療薬と公衆衛生的な感染症防止策、それにワクチンが三本柱です。流行が世界に広がった昨春、米国はワクチン開発の加速に巨費を投じました。一方、日本はマスクなどの公衆衛生対策が中心で、レムデシベルなど治療薬も話題になりましたが、ワクチンは後回し。夏に第二波が来て、慌ててワクチンに金を出して調達を急ごうとしましたが、出遅れが響くのは当然です。>
 なるほど、日本のワクチン行政対策は後手後手なんだ。米国では、1980年代から新技術の基礎研究を重ねており実用化水準に既に足していたんだときう。「いつおきるかわからない感染症だけでなく、がん治療なども視野に入れて。研究資金や人材を確保してきた。」
 そういえば、2年くらい前に、子宮頸がん予防のHPV(パピローマウイルス)ワクチンで、副反応をめぐって問題が生じた。マスコミが時期尚早のような取り上げ方をしたら、厚生労働省も積極的な勧奨を止めてしまった。HPVワクチンについては、このブログで触れたことがある。その後の進展はどうなっているのだろうか。
<政府は本来、副反応が起きても接種する重要性を説明したり、接種後の不調を集計し科学的に因果関係を検討する仕組みを整備したりすべきですが、していません。「ワクチンは国民の健康を守る武器」という意識が弱気のです。>
(以上の記事は、大牟田透さんがインタビューしている記事だ)

 以上を読むと、新型コロナウイルスワクチンが、日本のワクチン行政の弱みを明るみに出した。米国ファイザーとドイツのビオンテックのワクチンを作ったのは、トルコからの移民の夫妻であるとの話を、ドイツ在住の作家の多和田葉子さんが書いていた。ワクチンをめぐる話題には妙に人間臭い。